研究課題/領域番号 |
10558123
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
実験動物学
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研究機関 | 埼玉県立がんセンター |
研究代表者 |
志佐 湍 埼玉県立がんセンター, 研究室, 専門調査員 (90073121)
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研究分担者 |
加藤 秀樹 浜松医科大学, 医学部・附属動物実験施設, 助教授 (30142053)
日合 弘 京都大, 大学院・医学研究科・基礎病態学講座病態生物医学, 教授 (10073131)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
12,800千円 (直接経費: 12,800千円)
2001年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2000年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
1999年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1998年度: 4,900千円 (直接経費: 4,900千円)
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キーワード | 疾患モデル動物 / 多因子疾患遺伝子解析 / 遺伝子座マッピング / ラット・リコンビナント系統 / 系統間分布表 / ラットT-リンパ腫 / 薬剤感受性 / 腫瘍感受性遺伝子 / 腫瘍抵抗性遺伝子 / ラットリコンビナント系統 |
研究概要 |
がんを始めその発症に複数の遺伝子が関与するとされる多因子疾患の遺伝解析と責任遺伝子座のマッピングに有力な武器となるリコンビナント近交系(RI)をラットで樹立した。LEXFの独立した系11系とその亜系13系並びに新たにFXLEの15系統を追加樹立し、その結果独立した26系と13系の亜系からなるRI系がセットとして出来上がり生産・供給に備えている。このRI系統の系統間分布表(SDP : Strain Distribution Pattern)も新たに完成し、遺伝子解析で生活習慣病関連遺伝子解明への大きな貢献が期待できる。 この系を用いてのプロピルニトロソウレア誘発T-リンパ腫発生関連遺伝子座のマッピングの他に、高脂肪食摂取による高コレステロール血症発生関連遺伝子、ストレプトゾトシン誘発糖尿病、腎癌発生、血中中性脂肪増加症関連遺伝子、メチルニトロソウレア誘発乳癌関連遺伝子、Dietylstilbesterol誘発下垂体腫瘍発生および睾丸発育関連遺伝子、放射線感受性を支配する遺伝子の検討等が現在進行中である。その他味覚を司どる遺伝子、行動を規定する遺伝子のパイロット的研究が行われている。 このプロジェクトの終了と共に、このRI系統の維持として動物繁殖研究所に於ける生体の状態での系統維持、及び理化学研究所のバイオリソースセンターと実験動物中央研究所に於ける胚凍結系統保存が進行中である。
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