研究課題/領域番号 |
10558139
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研究種目 |
基盤研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 展開研究 |
研究分野 |
医用生体工学・生体材料学
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
長崎 幸夫 東京理科大学, 基礎工学部, 助教授 (90198309)
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研究分担者 |
片岡 一則 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (00130245)
筒井 宣政 株式会社東海メディカルプロダクツ, 代表取締役
加藤 政雄 東京理科大学, 基礎工学部, 教授 (70214400)
筒井 宜政 (株)東京メディカルプロダクツ, 代表取締役
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
7,000千円 (直接経費: 7,000千円)
2000年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1999年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
1998年度: 4,400千円 (直接経費: 4,400千円)
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キーワード | ポリマーミセル / 反応性粒子 / 表面処理 / 生体適合性 / ポリマーブラシ / マイクロチップ / タンパク吸着 / 高分子ミセル / ポリ(メタクリル酸2-ヒドロキシエチル) / アニオン重合 / セミテレケリックス / ポリヒドロキシエチルメタクリレート / 血液適合性 / ぬれ |
研究概要 |
本年度は昨年度に得られた結果を基にフードバックし、新たな材料設計と表面処理及びその評価を以下のように行った。 1.アセタール-ポリエチレングリコール/ポリ乳酸-メタクリロイルの合成(acetal-PEG/PLA-methacryloyl):カリウム3,3-ジエトキシプロパノールを開始剤としてエチレンオキシド、ラクチドを重合させ、無水メタクリル酸でメタクリロイル基を導入した。 2.acetal-PEG/PLA-methacryloylの自己組織化ミセルとコア重合:水中で透析する事によりコア・シェル型のミセルを調製した。さらに疎水性コア中のメタクリロイル基をラジカル重合し、安定ナノ粒子を調製した。 3.アルデヒドミセルの調製:上で得られたミセルの表面アセタール基を酸処理によってアセタールに添加した。 4.ミセル表面処理:アミノ基を有する表面へ還元アミノ化によってアルデヒドミセルを担持させた。 5.ミセル処理界面の生体適合性評価:材料表面に対するタンパク質の吸着抑制効果の検討を行なった。この際、アルブミンをモデルタンパクとして用い、検討を進めた。bicinchoninic acid(BCA)による吸光に基づく方法(マイクロBCA法)を利用してBSA吸着に関して検討したところ、処理前の機材に比べて極めてタンパク吸着の抑制された表面が構築されたことを確認した。
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