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空間能力の性差にかかわる心理社会的要因とラテラリティ要因の交互作用

研究課題

研究課題/領域番号 10610108
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関愛知教育大学

研究代表者

竹内 謙彰  愛知教育大学, 教育学部, 助教授 (40216867)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
1999年度: 200千円 (直接経費: 200千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
キーワード空間能力 / 心的回転 / 性差 / 心理社会的要因 / ジェンダー・ステレオタイプ / ラテラリティ / 学習経験 / 男性性-女性性
研究概要

本研究の目的は、生物学的要因の指標としてラテラリティを、また心理社会的な要因として動機づけと関連するジェンダー・ステレオタイプ変数を取り上げ、空間能力に現れる両者の相互作用を検討することであった。調査に基づく実証的研究では、当初、大学生ならびに高校生を対象として想定していたが、性差の発現が明瞭になる時期として中学生に焦点をあてることの重要性から、今回の調査では対象を高校生から中学生に変更した。得られた成果の骨子は以下の通りである。心的回転課題得点を従属変数とする分析において、ラテラリティ変数との関連で以下の諸点が明らかになった。1.利き手ならびに家族利き手の変数は、大学生被験者群において学習経験(具体的には取得予定免許教科)との間に交互作用があることが明らかになった。非右利き傾向者は、いわゆる文系専攻においては心的回転得点が低いが、理系では逆に得点が高いという結果であった。2.潜在的利き手変数は、今回試みた分析においては心理社会的要因の諸変数との間に明瞭な交互作用を見いだすことができなかった。しかしながら、被験者の下位区分(性別、学習経験等)ごとに分析を試みたところ、大学生男子の文系専攻群及び、中学生女子の心的回転高得点群において、指組み×腕組みに交互作用が見られ、どちらの群も、指、腕ともに左右が一致する方が一致しないものより得点が高い傾向が見られた。
こうした結果を説明しうるモデルの構成は、今後に残された課題である。
なお、当初の予定では、個別実験も行う予定であり、実際に予備的検討を行っているが、実証的データを得るまでにはいたっておらず、今回の報告書には成果を示すことができなかった。個別実験については次年度に引き継ぐ課題になるが、成果を得られればその都度報告を行う予定であることも付け加えておきたい。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 竹内 謙彰: "空間認知の発達・個人差・性差と環境要因" 風間 務(株式会社 風間書房), 215 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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