• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 前のページに戻る

学習障害児の社会的不適応の原因の分析と指導法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 10610128
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 教育・社会系心理学
研究機関宮崎大学

研究代表者

佐藤 容子  宮崎大学, 教育文化学部, 助教授 (50196284)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード幼児 / 学習障害 / 社会的適応 / 課題不従事行動 / 孤立行動 / 社会的スキル訓練 / 社会的情報処理 / 注意力訓練 / 学習障害児 / 社会参加度 / 社会的スキル
研究概要

1.学習障害児の抽出とタイプの識別
(1)幼稚囲と保育園、47園の年長児学級の幼児(1,360名)の中から、学習障害児を選び出した。その結果、学習障害児は55名であり、全体の4.04%にあたる。そのうち、言語性のみの学習障害児は4名、非言語性のみの学習障害児は37名で、残りの14名は両方の特徴を併せもっていた。
2.学習障害児の社会的適応状況と社会的スキルの査定
(1)SSRS-J(日本版教師評定用社会的スキル尺度)の結果、学習障害児は健常児よりも、適切な社会的スキルが少なく、門題行動が多かった。設定保育場面では、学習障害児は健常児に比べて、課題不従事行動と攻撃・妨害行動の頻度が高かった。自由遊び時間中は孤立行動が多く、協調遊びが少なかった。
(2)学習障害児は健常児に比べて、仲間による受容が低かった。
(3)学習障害児は相手の意図を敵意的にとらえやすく、対人間で発生した問題に対する解決法を考えつく数が健常児よりも少なかった。
3.学習障害児に対する指導法の効果性の比較
(1)学習障害児の社会的適応を改善するために、注意カ訓練群、社会的スキル訓練群訓練なし統制群を設定し、その効果性を比較した。
(2)その結果、注意カ訓練群は、課題不従事行動、自由遊び時間中の社会的参加、SSRS-Jにおいて改善がみられたが、仲間受容は変化しなかった。
(3)社会的スキル訓練群は仲間受容と仲間入り行動が改善し、自由遊び時間中の社会的参加とSSRS-Jの改善は少なかった。

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi