研究課題/領域番号 |
10610152
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
教育・社会系心理学
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研究機関 | 奈良大学 |
研究代表者 |
高田 利武 (高田 利哉) 奈良大学, 社会学部, 教授 (20008189)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
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キーワード | 文化比較 / 文化的自己観 / 相互独立性 / 相互協調性 / 自己批判 / 自己高揚 / 快楽的自己認識 / 社会的比較 / 自己評価 / 自己高温 / 自己昇下 |
研究概要 |
本研究計画の目的は、日本文化に於ける「相互協調的自己観」と北米文化に於ける「相互独立的自己観」という、文化的自己観(社会的表象)の相違に基づく諸心理プロセスの文化間変動が、文化的自己観の個人の認知的表象への反映である「相互協調性」と「相互独立性」に基づく日本・北米各文化内での個人間変動と並行するか否かを、実験的に検討することにある。 上記目的に則り、相互協調的自己観に基づく日本人の自己批判的傾向と、相互独立的自己観に基づく加奈陀人の自己高揚的傾向が顕著であることを、日本・加奈陀の比較文化的実験研究を通じて先ず確認した。次いで、これに対応した文化内変動(相互協調性の強い個人は自己批判的傾向が顕著であり、相互独立性の強い個人は自己高揚的傾向が著しい)は、日本人被験者には見られたが、加奈陀人被験者には認められなかった。 更に、日本人被験者に於ける相互独立性-相互協調性の相違に基づく文化内変動は、自己査定行動、自己カテゴリー化、等の自己に関連した行動についても認められることが実験的に確認された。加奈陀人被験者には認められない斯かる相互独立性-相互協調性の相違による個人間変動の背後には、日本人の快楽的自己認識の特有の様態があることが示唆された。
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