研究課題/領域番号 |
10610191
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
社会学(含社会福祉関係)
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研究機関 | 日本大学 |
研究代表者 |
姉崎 正平 日本大学, 医学部, 教授 (20184202)
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研究分担者 |
ゲーリング ルーベン 日本大学, 医学部, 教授 (70267045)
野崎 貞彦 日本大学, 医学部, 教授 (40198586)
桜井 勇 日本大学, 医学部, 教授 (70059153)
松野 俊夫 日本大学, 医学部, 講師 (20173859)
井川 俊彦 日本大学, 医学部, 助教授 (30151252)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 医学生 / 専門職的社会化 / 旧帝大医学部 / 公立医科大 / 私立大学医学部 / 私立大学医学部の学生の父親 / 臨床実習 / 研修医 / 医師 / 医学部1年生 / 医学部6年生 / 意識の変容 |
研究概要 |
本研究は医学生、医師、コメディカル職能の専門職化研究の一部で、主として医学生の専門職的社会化の基礎的研究である。すなわち、医学生が医学部教育を通じて、専門職としての医師を目指し、どのように変容してゆくかを明らかにする手がかりを得るための研究である。1993(平成5)年に6つの大学医学部の1年生を対象に生活の実態と意識についての調査票による悉皆調査を行い、6年後に同じコーホートを調査するために1999(平成11)年の卒業前後に6年前と同じ6医学部の6年生を対象に比較のための調査票による悉皆調査を行った。旧帝大医学部、公立医科大、旧設私立大学医学部2校、新設医科大学2校を調査対象とした。なお、その間、これらの一校において、新入生調査を毎年続け、6年生調査を1996(平成8)年から毎年始めた。 6つの医学部を対象にした16設問の新入医学生調査、11設問の6年生調査、各々約80設問の回答の集計結果から、医学生の生活と意識の実態、特に、その大学間の差、1年次から6年次の変容についていくつかの仮説が発見された。例えば、大学問の差では、国公立と私立大学医学部の学生の父親が医師である比率が、国公立では約20%、私立では40数%〜70数%と差があり、これが学生の生活や意識に差をもたらしているであろうこと、医学生の意識に変革をもたらすのは解剖実習ではなく、多くの医学部で5年次に行われる臨床実習であることなどである。今回の調査研究は医学生の生活の実態や態度変容を全体的に調べるための基礎調査である。 研修医を対象にしたパイロット調査も行っており、その集計結果を巻末に示す。コメディカル調査も行っており、それら合わせ、医療従事者の実態、意識、専門職化研究の集大成を目指すものである。
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