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イギリスの栄典制度

研究課題

研究課題/領域番号 10610220
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 社会学(含社会福祉関係)
研究機関京都学園大学 (1999-2000)
滋賀文化短期大学 (1998)

研究代表者

小川 賢治  京都学園大学, 人間文化学部, 教授 (80231223)

研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
キーワードイギリス / 栄典制度 / 貴族 / ロイドジュージ / サッチャー / ナイト / ナイト(騎士) / Lloyd George / Margaret Thatcher / サッチャー政権 / 政治資金 / イギリス政治 / 君主制度 / 貴族制度
研究概要

政権にある者は栄典制度を自らの利益のために利用する傾向がある。栄典は、ある場合には、政治資金の提供と引換に与えられ、別の場合には、自らへの支持に対する報償として授与される。栄典制度のこのような特質は、イギリス1980年代の強権的なサッチャー政権において顕著である。
J.Walker著、"The Queen Has Been Pleased:The British Honour System at Work"(1986,Secker & Warburg)について、その内容を分析した。その結果、以下のことが知られた。20世紀初期に首相を務めたLloyd Georgeは、政治資金を調達するために爵位や勲位を大量にばらまいた(3章)。彼はまた、自身への支持を宣伝させるため、新聞の経営者たちに爵位や勲位を与えた(4章)。労働党員と労働組合員は本来は栄典と無縁のように思われるが、実際には、労働党政権の時代にかなりの栄典を受けている(5章)。1960年代から70年代のWilson首相は、労働党員だったが、大量に栄典を授与した。特にマスメディアにおける多くの著名人に勲章を与えた(6章)。
Sir Ivan De la Bereの著書"The Queen's Orders of Chivalry"(1961年、William Kimber)に検討を加えた結果、今まで日本では正確に知られていなかったナイトについて、いくつかの点を明らかにすることができた。
さらに、マスメディアが栄典にまつわる事柄をどのように報道しているのかを知るために、TimesとBBC Newsの記事を検討した。1998年1月1日の新年栄典リストに関する記事を利用して、栄典を受けた著名人から世間的には無名の人達までの、簡単な経歴と、受章者の声を紹介した。

報告書

(4件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 小川賢治: "栄典制度の政治的機能"人間文化研究. 3. 81-100 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] OGAWA,Kenji: "Political functions of honor system"Journal of Human Cultural Studies. No.3. 81-100 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小川賢治: "栄典制度の政治的機能"人間文化研究. 第3号. 81-100 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 小川賢治: "日本の貴族の歴史に見る 栄典制度の意味" 滋賀文化短期大学研究紀要. 第8号. 1-12 (1998)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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