研究課題/領域番号 |
10610384
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
西洋史
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
佐藤 清隆 明治大学, 文学部, 助教授 (90235333)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
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キーワード | 居酒屋 / イギリス / エールハウス / 浮浪者 / 騒擾 / エール祭 / ピューリタン / モラルの改革 / 互助 / 酩酊 / 近世ロンドン / エール規制法 / 醸造業組合 / エールハウス統制 / ビール / 無秩序 / 酒場 / ロンドン / 近世 / エリザベス朝 |
研究概要 |
報告者は、これまで近世イギリスにおける居酒屋について研究を進めてきたが、そこでの中心的な検討課題はほぼ三つ存在した。(1)その一つは、居酒屋の世界の考察。(2)二つ目は、そうした居酒屋の世界を統制しようとした国家や都市などの居酒屋政策の検討。そして(3)三つ目は、ピューリタンらによるモラルの改革の考察である。 以上三つの検討課題との関連で、当プロジェクトでの研究成果は以下の通りである。 (1)ピューリタン聖職者や行政官によって激しく非難されたエールハウスの世界を、「エール祭」(チャーチ・エール祭、ブライド・エール祭、ヘルプ・エール祭など)という祭りとの比較を通して明らかにした。[『史海』47号] (2)近世ロンドンの居酒屋政策の展開を検討した。その政策の内容は、「エール価格」統制、エールハウスの営業許可制、救貧政策、「肉食禁制」政策、安息日遵守違反などである。[イギリス都市・農村共同体研究会編『巨大都市ロンドンの勃興』、『明治大学人文科学研究所紀要』第46冊] (3)居酒屋政策にも影響を与えたピューリタン聖職者(S.ウォード、D.デント、J.H.バートン、W.グージなど)による「モラルの改革」の一側面を明らかにした。[未発表論文]
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