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黒死病の時代の文化からルネサンス・ヒューマニズムへの展開過程の研究

研究課題

研究課題/領域番号 10610385
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 西洋史
研究機関同志社大学

研究代表者

石坂 尚武  同志社大, 文学部, 助教授 (60278455)

研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワードペスト / 黒死病 / ルネサンス / 社会史 / 文化史 / 中世
研究概要

本年度の研究としては基本的文献、主要研究の摂取のもとに、批判的検討に労力を払った。黒死病については近年世紀末的意識や盛んな心性史研究のためにヨーロッパにおいてすぐれた研究が認められるようになり、原典研究と現代的研究が刺激的となっている。近年のペスト研究の動向の、このような傾向のなかで、学会報告書も出て、その批判的な紹介(『ルネサンス研究』書評)も行うことができ、さらに『文化史学』第50号において遺言状と年代記の有する史料的な諸問題を方法論的に論ずることができた。
それがすなわち、-
「ペスト期史料とひSての年代記と遺言書の解釈の問題性」(平成11年11月30日)『文化史学』第50号.PP239-261.
である。今後は、さらに広汎な研究書を一次史料とともに読み込んで黒死病時代の都市の市民の心性について分析を加え、ルネサンス前夜の心性の把握にもとづいてのルネサンス期(ペトラルカ.サルターティ)に踏み込んでいくことになる。本年度はまさにその決定的な土台が形成された年ということができる。
他方、黒死病時代の諸芸術、音楽・美術等についても、その理解を深めるべく、14〜15世紀の時代の作品についても一定分析を展開しつつある。歴史を総体からアプローチできた。

報告書

(2件)
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 石坂尚武: "ペスト期史料としての年代記と遺言書の解釈の問題性"文学史学. 50号. 239-261 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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