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口語に浸透した古記録・古文書の語法研究

研究課題

研究課題/領域番号 10610411
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 国語学
研究機関熊本大学

研究代表者

堀畑 正臣  熊本大学, 教育学部, 助教授 (60253704)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード古記録 / 古文書 / 被成(なさる) / 「被成(なさる)の補助動詞化 / (さ)せらる / 「(さ)せらる」の尊敬化 / 『北野天満宮目代日記』 / 『お湯殿の上の日記』 / 古記録・古文書の語法 / 「被成(なさる)」の補助動詞化 / 『天文日記』 / 敬語 / 口語 / 被成(なさる)の系譜
研究概要

本研究は、「口語に浸透した古記録・古文書の語法研究」と題して、従来文章語と考えられてきた古記録・古文書の中に口語へ影響を与えた語法(「被成(なさる)」と「(さ)せらる」〔尊敬〕)があることを示し、その語法がどのようにして定着していったかを明らかにしたものである。▼「被成(なさる)」の用例を、様々なジャンルの文献から捜し出し整理するとその使用状況に偏りが見られたた。その結果、「被成(なさる)」は古記録・古文書の世界で育まれ、中世後期に敬語として口頭語へ浸透していくのが判明した。このことを「『被成(なさる)』の系譜」と題して述べた。▼次に、「被成(なさる)」の補助動詞化がいつ頃現れるかを調査した。平安・鎌倉時代の「被成(なさる)」はともに使用される語句が固定化している(例「被成御奉書」「被成下文」)が、徐々に「被成」の取る語句が広がっていき、室町後期になると色々な語句と結びつくようになる(例「礼ヲナサル」「御感ヲナサル」)。その後補助動詞化する。補助動詞化の例としては、『天文日記』1552年の「就被成」、『北野天満宮目代日記』1560年の「御取被成」等が早い例である。このことを『被成(なさる)』の展開」と題して述

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (15件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (15件)

  • [文献書誌] 堀畑正臣: "「被成(なさる)」の系譜"訓点語と訓点資料. 第102輯. 93-113 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 堀畑正臣: "「因縁」追考"国語国文 研究と教育. 第37号. 3-16 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 堀畑正臣: "「被成(なさる)」の展開"『奥村三雄博士追悼 筑紫語学論叢』(仮題). 未定 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 堀畑正臣: "「(さ)せられる」の尊敬化"『口語に浸透した古記録・古文書 の語法研究』. 未定 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 堀畑正臣(共著): "『奥村三雄博士追悼 筑紫語学論叢』(仮題)"秋山書店 未定(印刷中). (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 堀畑正臣: "研究成果報告書『口語に浸透した古記録・古文書の語法研究』"かもめ印刷. 41 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] HORIHATA Masaomi: "Historical developments in the honorific expressin ''NASARU''"KUNTEN-GO TO KUNTEN-SHIRYO(Diacritical Language and Diacritical Materials). No.102. 93-113 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] HORIHATA Masaomi: "Additional Discussion about "INNEN (A Son-in Low)""Studies and Education in Japanese Language and Literature. No.37. 3-16 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] HORIHATA Masaomi: "A Respect Word of "(SA)SERARU""A Study of Word Usage in Medieval Records and Paleography and Its Penetration into Speech Language. (Be Printing). (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] HORIHATA Masaomi(Collaboration): "The Auxiliarization of ''NASARU'', Studies in the Japanese Language of 'CHIKUSHI' (A Temporary Name)"A Bookstore AKIYAMA (Be Printing), Prearrangement. (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] HORIHATA Masaomi: "A Study of Word Usage in Medieval Records and Paleography and Its Penetration into Speech Language, A Report Grant-in-Aid for Scientific Research"KAMOME Print & Co.. 41 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      1999 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 堀畑正臣(共著): "『奥村三雄博士追悼記念筑紫語学論叢』(仮題)"秋山書店(印刷中). (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 堀畑正臣: "研究成果報告書『口語に浸透した古記録・古文書の語法研究』"かもめ印刷. 41 (2000)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 堀畑 正臣: "「被成(なさる)」の系譜" 訓点語と訓点資料. 第102輯. (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] 堀畑 正臣: "「因縁」追考" 国語国文 研究と教育. 第37号. 3-16 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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