研究課題/領域番号 |
10610467
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
英語・英米文学
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研究機関 | 浜松医科大学 |
研究代表者 |
菱田 治子 浜松医科大学, 医学部, 助教授 (90199000)
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研究分担者 |
大木 俊夫 浜松医科大学, 医学部, 教授 (80070994)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
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キーワード | English Medical Paper / Common mistakes / Japanese scientists / Grammar / style / 医学英語論文 / 誤文・誤用法 / 医学英語教育 |
研究概要 |
誤文例を収集、分類、分析した結果、日本人の書き手にとって使い方が最も困難なのが動詞であった。その理由のひとつは、言語類型論でよく言われるように日本語が(S)OV言語に属し、(S)VOに属する英語のように、動詞が文構造にそれほど深く関わらないことにあると考えられる。言い換えれば、英語の文構造の基本は動詞にあるといってよいと思われるからである。Charles T.OnionsのAdvanced English Syntaxに始まる伝統的な5文型にしても、これらの文の要となってその相違を生み出しているのはそれぞれの文型の動詞である。したがって日本人が英語の動詞を会得する場合にその意味とparadigmaticな活用には注意を払っても、その動詞がどのような構造を支配するかというsyntagmatic面あるいはsyntacticな面にまで注意が及ばないことが多いからである。 本研究においても動詞の誤用で目立ったのが自動詞・他動詞用法の混同であった。次に目立ったのが英語特有の動詞とその主語あるいは目的語となる名詞(句)との共起関係であった。それは慣用に属するものが多く、文法的あるいは意味論的に説明が困難なものも少なくなかった。 この他にも、前置詞、冠詞、名詞などの誤用も日本人に特徴的なものがいくつか判明し、それぞれに原因解明を試みた。紙面の都合上、詳細は報告書を参照ください。
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