研究課題/領域番号 |
10610515
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
言語学・音声学
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研究機関 | 大阪外国語大学 |
研究代表者 |
田野村 忠温 大阪外国語大学, 外国語学部, 助教授 (40207204)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 日本語学 / コーパス言語学 / 電子コーパス / 現代日本語の文法 / 電子資料 / コーパス / 電子テキスト / インターネット / アクセント / 外来語 |
研究概要 |
1.電子コーパスを用いた日本語研究の意義と今後の課題についての一般的考察 電子コーパスを用いた日本語研究の意義と今後の課題について一般的な観点から多角的に検討を加えた。内省や作例に大きく依存する日本語研究と比較したときの利点などを考察するとともに、電子コーパスを利用するうえで注意を要する問題点や、今後のコーパス研究において考慮・解決される必要のある諸課題について考察した。 2.事例研究 電子コーパスを利用することによって、従来のタイプの日本語研究の質を比較的容易に高めることが可能になるが、それにとどまらず、電子コーパスの利用によって、従来の方法では望むこともできなかったタイプの日本語研究への道が拓かれようとしている。本研究においては、そうした理解に基づき、意味論・形態論・音韻論といった日本語研究の諸分野において電子コーパスが非常に有効に利用できるということを具体的な事例研究に基づいて示した。具体的には、副詞の意味の分析、動詞形態のゆれの分析、外来語アクセントの分析などに即して、電子コーパスの利用によって従来の日本語記述のレベルを容易かつ確実に引き上げることができることを明らかにした。 3.国内外の日本語研究者に対する情報提供 当研究代表者が過去数年にわたって行ってきた電子コーパスに基づく日本語研究の経験に基づき、公刊論文や国内外の学会・研究会における発表・講演などを通して、具体的な事例研究の成果を紹介することにより、日本語研究における電子コーパス利用の意義や方法を広く知らしめた。
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