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名誉毀損法制の再構成

研究課題

研究課題/領域番号 10620023
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 公法学
研究機関広島大学

研究代表者

鈴木 秀美 (小山 秀美)  広島大学, 法学部, 教授 (50247475)

研究期間 (年度) 1998 – 2001
研究課題ステータス 完了 (2001年度)
配分額 *注記
1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
キーワード表現の自由 / 名誉毀損 / プライバシー侵害
研究概要

本研究では、従来からてがけていたロス疑惑報道による名誉段損・プライバシー侵害に関する多数の判例の分類・整理作業にもとづき、研究協力者との会合を通じて各論点についての分析を行ってきた。しかし、その成果は近日中に研究協力者との共同執筆により著書としてまとめ公表する予定であるため、研究成果報告書にはその成果は直接には反映されていない。本報告書では、それ以外にこれまで進めてきた研究の成果を、「公人の名誉保護と表現の自由」、「モデル小説と名誉・プライバシー」、「有名人のプライバシーと写真報道の自由」、「救済手段-反論・訂正」の4つのテーマを中心にまとめることとした。
このうち「公人の名誉保護と表現の自由」は、本研究の総論に相当するものである(報告書第1章に所収)。この研究によって、アメリカやドイツとくらべて、日本の判例が公人の活動を批判する表現の自由を十分に尊重していないということが明らかとなった。
また、近年、日本で問題になっている小説による名誉段損・プライバシー侵害について、ノンフィクションノベル『女高生・OL連続誘拐殺人事件』と小説『石に泳ぐ魚』をめぐる訴訟を素材に検討した(報告書第2章に所収)。さらに、「有名人のプライバシーと写真報道の自由」について、ドイツの憲法判例を手がかりに検討した(報告書第3章に所収)。このほか、マス・メディアによって名誉が毀損され、プライバシーが侵害された場合の救済手段について、日本の放送法の訂正・取消放送制度とドイツの反論権制度を手がかりに考察した(報告書第4章に所収)。

報告書

(5件)
  • 2001 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 2000 実績報告書
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (18件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (18件)

  • [文献書誌] 鈴木秀美: "小説「石に泳ぐ魚」事件東京高裁判決"法学教室. 252号. 85-91 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 鈴木秀美: "ダイオキシン報道訴訟"民放. 8月号. 40-41 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 鈴木秀美: "ノンフィクションノベルと名誉段損・プライバシー侵害・名誉感情侵害"法律時報. 73・1. 105-109 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 鈴木秀美: "プレスの自由と反論文・訂正文掲載請求権"自治研究. 76・12. 136-143 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 鈴木秀美: "『石に泳ぐ魚』判決をめぐって"新聞研究. 579. 88-92 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hidemi Suzuki: ""Ishini Oyogu Sakana" Case"Hogaku Kyoshitsu. 252. 85-91 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hidemi Suzuki: ""Dioxin" Case"Minpo, Aug. 2001. 40-41 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hidemi Suzuki: ""Libel and Violation of Privacy in Nonfictional Novel"Horitsu Jiho. 73-1. 105-109 (2001)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hidemi Suzuki: "Freedom of the Press and Right of Access to the Media"Jichi Kenkyu. 76-12. 136-143 (2000)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hidemi Suzuki: ""Ishini Oyogu Sakana" Case"Shinbun Kenkyu. 579. 88-92 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2001 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 鈴木 秀美: "ダイオキシン報道訴訟-さいたま地裁判決"民放. 31巻8号. 40-41 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木 秀美: "小説『石に泳ぐ魚』事件東京高裁判決"法学教室. 252号. 85-91 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木 秀美: "少年・精神障害者への配慮報道"アエラムック「新マスコミ学がわかる」. 26-28 (2001)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木 秀美: "放送による名誉毀損と訂正放送-NHK「生活ほっとモーニング」事件"民放. 32巻4号(掲載予定). 40-41 (2002)

    • 関連する報告書
      2001 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木秀美: "プレスの自由と反論文・訂正文掲載請求権"自治研究. 76巻・12号. 136-143 (2000)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木秀美: 法律時報. 73巻1号. 105-109 (2001)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木秀美: "「石に泳ぐ魚」判決をめぐって"新聞研究. 579. 88-92 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書
  • [文献書誌] 鈴木秀美(石村善治・堀部政男編): "情報法入門(第11講 ドイツのメディア法)"法律文化社. 250(231〜250) (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2021-11-05  

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