研究課題/領域番号 |
10620072
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
政治学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
平井 一臣 鹿児島大学, 法文学部, 教授 (00199027)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
2001年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 奄美群島 / 開発 / 地域政治 / 公共事業 / 利益政治 / 開発政治 / 地域政治構造 |
研究概要 |
本年度には、前年度から引きつづきデータベースの作成作業と奄美大島での聞き取り調査を行った。同時に、復帰後の奄美群島の開発問題と地域政治の関連は、奄美群島の復帰のあり方に相当程度規定されていたと考え、奄美群島の復帰運動史の再検討の作業に着手した。復帰前の新聞や雑誌を中心に資料を読み直すことによって、復帰後の奄美群島を規定するアイデンティティの問題を明らかにすることができた。その成果の一部を、平成13年10月に立教大学で開催された日本政治学会において「周辺地域からみたナショナリティ-戦後奄美の政治を事例として-」という題目で報告した。 本科学研究費による調査・研究により、奄美群島の政治を考察するうえで重要な基礎資料の収集と、同地域における開発問題と地域政治の関連についてのアウトラインを明らかにすることができ、また、方法論的な問題や比較分析の領域でも一定の成果をあげることができた。しかしながら、収集資料に基づくより詳細な分析や膨大な資料のデータベース化については、当初の計画を消化することはできなかった。平成15年12月が奄美群島の復帰50周年にあたるので、それまでに復帰運動、復帰前後、復帰後という時系列に沿って奄美群島における開発問題と地域政治の関連を総括する作業を終える予定であり、同時に復帰後50年を総括する本の出版の準備を進めているところである。
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