研究課題/領域番号 |
10630003
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経済理論
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
金子 守 筑波大学, 社会工学系, 教授 (40114061)
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研究分担者 |
松井 彰彦 東京大学, 経済学部, 助教授 (30272165)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2000年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 個人経験 / 社会観 / ナッシュ均衡 / 差別 / 偏見 / 限定合理性 / 個人間推論 |
研究概要 |
平成10年度から12年度まで、個人経験と個人の社会観形成について研究してきた。 Kanek-Matsui(1999)ではこの問題を正面から研究し、有益な成果が得られた。更に、この論文から、個人の社会観の形成をより詳細に議論するためには、個人の認識論的側面をより詳細に研究する必要性が分かってきた。そのため、論理学者の鈴木信行氏(静岡大理学部)と共同で個人の認識論的側面を研究するため、認識論理を発展させ、ゲーム論への応用を考察した。特に、認識論理は他個人の推論能力をどのように限定するかについて、研究が大幅に進んだ。それらがKaneko(2001)及びKaneko-Suzuki(2001a),(20001b)である。この研究はさらに個人の推論の複雑性を考察することにも応用できる。研究がここまで進展すると経験から帰納による知識の獲得などの問題もより一般的に展開できる。これはこれからの課題である。全体として、この3年間に研究が大幅に進行した。
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