研究課題/領域番号 |
10630100
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
商学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
小島 健司 神戸大学, 経済経営研究所, 教授 (50121455)
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研究分担者 |
末廣 英生 神戸大学, 経営学研究科, 助教授 (30162837)
高嶋 克義 神戸大学, 経営学研究科, 教授 (30197090)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2000年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
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キーワード | 取引制度 / 取引慣行 / 取引関係 / 比較制度分析 / 取引費用 / 流通 / ゲーム理論 / 情報経済学 / 取引コスト |
研究概要 |
比較取引制度分析に関する研究は以下のように行った。 分析は特定経済システムにおける有意な取引制度を識別することである。次にその存在・存続の理論的根拠を示すことである。分析は所与の外生条件下での取引主体の合理的行動の斉合的状態として、取引制度が識別できるか。すなわち均衡として識別・説明できるのかが分析の焦点となる。取引を円滑に行い、取引に伴う費用を節約するためには、取引関係構築の仕組みが必要である。さらに、取引契約履行のための誘因や制裁を伴った自律的取引関係を確立する機構が必要である。双務的取引関係から多角的関係への展開には自律的取引関係のネットワーク外部性によって補完性が働き、取引制度として定着すると考えられる。そのような取引制度の確立には、調整を必要とする。取引主体間での自発的調整および第三者による調整がある。取引主体間の自発的調整には他方の主体の行動に関する信念にもとづいた行動の選択が必要になる。重要な働きをする信念形成には、制度環境と構成する社会・政治・文化要因が作用すると考えられる。さらに取引関係の形成に伴う取引行為の蓄積過程での行為の記録も重要な影響を与えると考えられる。したがって、取引制度の存在や生成の説明には、取引関係構築の仕組みを解明することが必要になる。さらに取引関係間の相互補完性の重要性から、補完関係を作り出す仕組みの解明が次に必要になる。
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