研究課題/領域番号 |
10630108
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
木嶋 恭一 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (10134826)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | ベンチャー企業支援 / インターネット / 相互作用 / 仮想的ネットワーク組織 / 進化プロセス / ベンチャー企業 / 相互支援 / アクションリサーチ |
研究概要 |
本研究課題では、 (1)インターネツトに基づいてベンチヤー企業化が参加し、(2)起業を促進する社会基盤として、実際に起業中の人が相互の知識交換や専門家のアドバイスを容易に得られる仮想的ネットワーク組織、をバーチャルネットワークコミュニティとよび、これを研究対象とした。 その研究目的は、(1)そのようなバーチャルネットワークコミュニティの持つ起業促進のメカニズムを理論的立場から明確にすること、(2)事例研究に基づき、これを有効活用するためのマネジメントはどのようにすべきか、その処方箋を具体的に描くこと、とした。 従来の企業家への知的支援の研究の多くが、大学における起業家育成教育や、ベンチャーキャピタルあるいはエンジェルによるベンチャー企業に対する経営管理指導に注目しているのに対して、本研究は、特に企業家が参加するインターネットに基づく支援のための仮想的ネットワーク組織に視点を絞り、その理論的・実証分析に基づき今後の有効活用の処方箋を描いた。 具体的には、非営利のボランテイアのような個人間ネットワークが、特に、起業促進の段階に適していることを指摘した。そこでは、インターネットをルースとタイトのバランスを取りこれらの間で緊張関係を保ち、ネットワークの活力ある存統をはかるための有効なツールとして活用できることを示した。また、仮想的ネットワーク組織の進化プロセスに関しても独自の成果を得ることができた。 これらの研究成果は、学術雑誌等に公表した。
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