研究課題/領域番号 |
10630112
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
経営学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
野原 光 広島大学, 大学院・国際協力研究科, 教授 (40085999)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | 完結工程 / セル生産 / ベルト・コンベア / ウデヴァラ / 作業組織 / 流れ作業 / ベルトコンベア / 作業組織再編成 / 自動車産業 / 生産システム / 働きがい / 労働力不足 / 社会環境変化 / 中高年労働力 / 「半」自動化 |
研究概要 |
若年労働力不足は、裏を返せば労働力の中高年齢労働力と女性労働力の活用の必要を示している。これは景気の好不況を超えた構造的な問題である。この新しい局面に対応して工場の作業環境改善、エルゴノミクス的改善、作業組織の再編成等、様々な試みがおこなわれている。これらの新しい動きを、自動車産業、電気電子機器産業の日本の工場について調査研究した。その際とくに工場の作業組織再編成に焦点を合わせて、立ち入った検討を行ってきた。またその点で、ベルト・コンベアを廃止した世界最初の自動車工場ボルボのウデヴァラ工場を比較研究の基準とするため、調査し、またその関係者と共同研究を行ってきた。 日本の自動車企業では、一方で、流れ生産は維持しながら、ベルトコンベアは廃止したホンダ高根沢、ダイハツ池田ミゼット工房、他方で、ベルトコンベアをも維持しながら、工程編成、作業編成に工夫を加えて標準作業の中身の過度の単純化を回避しようとする工夫(=完結工程)がある。また電気・電子機器企業では、ベルトコンベアを廃止したセル生産が急速に広まりつつある。労働力としては、中高年の経験者及び女性の活用が共通した特徴である。また作業の中身を見ると、細分化された分業を見直して、仕事の範囲を広げ、仕事の中身を充実させるのが共通した特徴である。また機械化を優先するというより、人と機械の共存が特徴になっている。これらの諸点は、ウデヴァラで開発、蓄積されたきた生産システムとかなりの点で共通性をもっている。
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