研究課題/領域番号 |
10630128
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
会計学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
加登 豊 神戸大学, 大学院・経営学研究科, 教授 (70117993)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,800千円 (直接経費: 2,800千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
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キーワード | 管理会計 / 戦略的コストマネジメント / 原価企画 / 原価企画の逆機能 / 組織能力 / 組織学習 / 新製品開発 / 原価低減 / 製品開発 / コストマネジメント / 知識創造 / 実証研究 |
研究概要 |
原価企画に関しては、数多くの研究が蓄積されてきている。しかしながら、以下のような問いにはまだ解答を出せない状況が続いている。 (1)原価企画活動は果たして企業の業績向上に貢献しているのか (2)なぜ同一産業に属していて、ほぼ同等の原価企画システムを使用しているにもかかわらず、ある企業は他の企業より大きな成果をあげているのか (3)原価企画に関する組織能力と他の組織能力の間には、どのようか関係があるのか。 これらの問題の解明に向けて、2年間の研究に取り組んだ。その結果、 (1)原価企画の実施にあたって、業績の良否は組織能力をキー概念として説明できる可能性が見出せた (2)原価企画の逆機能のひとつとして指摘されてきた「設計担当エンジニアの疲弊」が存在することが実証的に明らかにされた。 今後は原価企画の潜在力のみならずその逆機能についての解明を行うために、いっそうの実証研究が必要であると思われる。
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