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エルゴールド理論による数論へのアプローチ

研究課題

研究課題/領域番号 10640139
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 数学一般(含確率論・統計数学)
研究機関名城大学

研究代表者

三町 祐子  名城大学, 理工学部, 講師 (00218629)

研究分担者 齋藤 公明  名城大学, 理工学部, 助教授 (90195983)
久保田 富雄  名城大学, 理工学部, 教授 (40022511)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワードエルゴード理論 / ディオファンタス近似 / 同時近似
研究概要

ディオファンタス近似理論においてLittlewoodの予想というものがある.n個(n【greater than or equal】2)の任意の実数の,ある種の同時近似問題である.さて,Littlewoodの予想は,n=2の場合に帰着されることがわかっている.そこで,2つの実数が共に2次無理数であるときに,上記の予想に近づくことが本研究の目標であった.
平成10年度は,H.Dickinsonの方法(1993,1994)を用いてのアプローチを試みた.同時あるいは非同時の1次形式についてのある種のディオファンタス不等式とエルゴード理論でいうnatural extension, skew pruduct, substitution等を組み合わせるものであったが,これはうまくいかなかった.
平成11年度は,Minkowskiのconvex body theoremに基づいた類似の不等式を用いてのアプローチを試みた.この不等式はMinkowski,W.M.Schmidt等によって提示され,さらにCassels, Davenport, Mahler等によってその評価が改良されている.本研究では実数を2次無理数に限定することにより,両者のある種の展開における周期性を用いることができた.このことと,既に得られている結果によって,同不等式の評価を改良することができると思われる.

報告書

(3件)
  • 1999 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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