研究課題/領域番号 |
10640254
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
素粒子・原子核・宇宙線・宇宙物理
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研究機関 | 高エネルギー加速器研究機構 (1999-2001) 東京工業大学 (1998) |
研究代表者 |
北澤 良久 高エネルギー加速器研究機構, 素粒子原子核研究所, 教授 (10195258)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2001
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研究課題ステータス |
完了 (2001年度)
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配分額 *注記 |
2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
2001年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
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キーワード | 超弦理論 / 非摂動論的定式化 / 行列模型 / 非可換幾可学 / ゲージ理論 / ウィルソンライン / IIB行列模型 / 非可換幾何学 / Wilson Line / Noncommutative / 超動理論 / Wilson lines / 非可換時空 / 非可換場の理論 / 非摂動偏的定式化 |
研究概要 |
私は、石橋、川合、土屋氏と共に超弦理論の非摂動論的定式化を目指すIIB型行列模型を提唱した。この模型は、光円錐ゲージ弦理論とループ方程式を通じて関係づけることができる。この模型の10個のエルミート行列は、時空座標と解釈される。現実的な4次元時空を導くためには、4つの行列の固有値分布のスケールが、残りの6つの行列の固有値分布に比して無限大になる必要がある。IIB行列はそのための自然なメカニズムを内蔵している事を指摘した。素粒子の統一理論としてゲージ理論を導く必要があるが、非可換幾何学的時空に対応する古典解の周りに展開することによって、非可換時空上の(NC)ゲージ理論を導く事ができる事を示した。更にNCゲージ理論のゲージ不変な観測可能量(Wilson Line)を構成した。Wilson Lineは、ゲージ場と閉弦モードとの結合を与えるものであり、行列模型の重力理論的理解の為に重要な役割を果たす。その相関関数の弦理論的な特徴、高エネルギー領域の普遍的振る舞い及び閉弦理論と同等なゲージ対称性について研究した。
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