研究課題/領域番号 |
10640381
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物理学一般
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
高橋 利保 新潟大学, 理学部, 助教授 (30018262)
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研究分担者 |
副島 浩一 新潟大学, 大学院・自然科学研究科, 助手 (50283007)
檀上 篤徳 (壇上 篤徳) 新潟大学, 理学部, 教授 (40018669)
木山 喜隆 新潟大学, 理学部, 助教授 (50018272)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1999年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1998年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
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キーワード | 電子衝撃 / オゾン分子 / CO_2分子 / 励起 / 微分断面積 / 電子分光 / 散乱微分断面積 / 振動励起 / 弾性散乱 |
研究概要 |
1.低エネルギー電子衝撃によるCO_2分子の弾性散乱および振動励起の微分断面積特性テストをかねて、CO_2分子からの微分散乱断面積が測定された。 弾性散乱および折れ曲がり振動(010)、(020)、対称振動(100)について、衝突エネルギー2〜10eV、散乱角20゜から120゜の範囲にわたって、微分断面積の絶対値が決定された。 2.オゾン分子線源の開発 オゾン分子からの散乱電子のエネルギー損失スペクトルが測定され、酸素分子の振動励起に関わるスペクトルが観測されなかったことから、オゾン分子線中の解離酸素分子の存在は5%以下と推定される。 3.オゾン分子の弾性散乱および励起微分断面積の測定 1)弾性散乱微分断面積の絶対値:電子エネルギー5eV、散乱角20゜〜120゜、 2)振動励起(010)、(100)、(001)の散乱断面積:電子エネルギー2.6eV〜8.6eV,散乱角90゜ 3)電子エネルギー10eV,散乱角20゜においてエネルギ損失スペクトルが測定され、電子状態への励起に関する知見を得た。 今後、電子エネルギー、散乱角の範囲を拡大し、オゾン分子の励起過程に関して系統的に調べる予定である。
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