研究課題/領域番号 |
10640511
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
有機化学
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研究機関 | 千葉大学 |
研究代表者 |
東郷 秀雄 千葉大学, 理学部, 助教授 (60217461)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 600千円 (直接経費: 600千円)
1998年度: 2,100千円 (直接経費: 2,100千円)
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キーワード | 不斉酸化 / スルホキシド / 有機超原子価ヨウ素化合物 / 軸不斉 / 不斉炭素 / 不斉有機超原子価ヨウ素化合物 / 酸化反応 / 不斉酸化反応 / 分子内不斉配位子 |
研究概要 |
本研究は、有機超原子価ヨウ素化合物の高い反応性を不斉反応に活かすべく、そのヨウ素原子上の3つの配位子の一つを分子内不斉配位子(アルコキシ型)とした新規有機超原子価ヨウ素化合物、及び軸不斉型の新規有機超原子価ヨウ素化合物を設計合成し、種々の不斉酸化反応に反映させていくことにある。初年度はオルト位にアルコキシ型不斉炭素を有する置換基側鎖を導入したヨードアレーン誘導体を合成し、次に環状型の新規超原子価ヨウ素化合物(3価)に導いて、スルフィドの酸化反応における反応性の研究を行った。次年度は、軸不斉型の新規有機超原子価ヨウ素化合物(3価)の合成とその確立に力点をおいた。これらの新規有機超原子価ヨウ素化合物は^1H-NMR、^<13>C-NMR、及びX線結晶構造解析により構造を確立した。最終年度は、光学活性試剤に導くために、ヨードアレーン誘導体の光学分割後、光学活性型の環状型超原子価ヨウ素化合物及び軸不斉型の有機超原子価ヨウ素化合物の合成を検討し、スルフィドのスルホキシドへの不斉酸化を検討した結果、好収率及び適度な光学収率でスルホキシドが得られた。反応性の向上、光学収率の向上という観点から、まだまだ大きな課題が残されているが、当初の目的はある程度達成できた。今後も新規不斉有機超原子価ヨウ素化合物の設計合成を進めていく予定である。
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