研究課題/領域番号 |
10640535
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
無機化学
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
大槻 勤 東北大学, 大学院・理学研究科, 助手 (50233193)
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研究分担者 |
須田 利美 東北大学, 大学院理学研究科, 助手 (30202138)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | フラーレン / 半減期測定 / Be-7 / 核外電子捕獲崩壊 / 元素内包フラーレン / 半減期 |
研究概要 |
本研究では、フラーレンに核反応の反跳エネルギーを利用してEC崩壊核種である^7Beをフラーレンケージ内に導入し、^7Beの半減期を精密に測定する実験を行った。 C60-^7Be内包フラーレンは^<12>C(γ,αn)^7Beや^7Li(p,n)^7Be反応を用いて製造し、ラジオクロマトグラフ装置を用いて精製した。精製されたC60-^7Be内包フラーレンはヘリウム6ケルピンの冷凍機を用いて冷却され、Ge検出器を用いてその478keVのγ線を測定した。系統的誤差をできるだけ少なくするために常温測定と冷却測定は同じ装置(Ge検出器、MCAシステム、コンピュータ等)を用いて8時間ごとにRunが切られて行われた。 結果として常温と冷却時では1%程度の変化が観測された。MCAによる不感時問は10-4以下と見積もられ半減期測定にはそれほど影響しないことも確認された。^7Beは常温では53.5士O.1日と与えられているが、6Kの温度では52.98±0.05という結果が与えられた。この値は天然に存在する40Kの半減期の観測値が統計内で一定であることから信頼できる値と考えられる。本測定の結果では化学形によるHyperfine coupling constantの違いが観測されているのかもしれない。今までの最も大きな変化の報告(^7BeF_2では53.12と報告されている)に比較するとかなり大きいものと言える。
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