研究課題/領域番号 |
10640572
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
物質変換
|
研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
コトラ マーティン (KOTORA Martin) 北海道大学, 触媒化学研究センター, 助教授 (60281846)
|
研究分担者 |
原 隆一郎 北海道大学, 触媒化学研究センター, 助手 (30281851)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
1999年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
|
キーワード | ジルコニウム / ジルコノセンジブチル / カチオン種 / ジルコナサイクル / 挿入 / 環化反応 / メチルアルモキサン / ジルコニウム錯体 / ジルコナシクロペンタジエン / カチオン錯体 / 結合の活性化 / シクロペンテノン / 選択的反応 / カルボニレーション |
研究概要 |
ジルコニウムのカチオン種を利用した新しい反応の開発を行うため、まずターゲットとするジルコニウム錯体の合成を行った。2位の炭素に脱離基である塩素を持つジエンをジルコノセンジブチルと反応させ環化させた。この反応ではジエン部分がまず反応して、環化生成物であるジルコナシクロペンタンを与える。初めに2位の位置に結合していた塩素が、この環化生成物であるジルコナシクロペンタン上のβ-位に位置するため、ジルコナサイクルからの脱離が進行して、二重結合となり、塩素はジルコニウム上に移動して、環状部位をもつアルキルジルコノセンクロリドが収率よく生成した。この環状部位をもつアルキルジルコノセンクロリドにメチルアルモキサン(MAO)を加え、フェニルアセチレンを等モル加えて反応をさせるとアルキルジルコノセンにアセチレンが挿入した生成物を得るという新しい反応の開発に成功した。
|