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両親媒性イオンをプローブとする有機イオン会合電気化学分析法

研究課題

研究課題/領域番号 10640591
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 分離・精製・検出法
研究機関豊橋技術科学大学

研究代表者

服部 敏明  豊橋技科大, 助手 (80198762)

研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
キーワード有機イオン会合 / 両親媒性イオン / 高分子電解質 / 電気化学分析 / イオンセンサー / ストリッピングボルタンメトリー
研究概要

今年度の研究実績は,電気化学的手法における両親媒性イオンをプローブとして利用することの有用性を示した以下の5点である.
1.両親媒性電極活性であるFe TMAイオンのカーボンペースト電極への吸着挙動に与える対イオンの影響をストリッピングボルタンメトリーにより調べた結果,吸着には主に2種類の吸着形態があることが分かり,特に高分子電解質の濃縮・測定場としてカーボンペーストが有望であることがわかった.2.PARとFe TMAとのイオン会合を利用したPARの吸着ストリッピングボルタンメトリーを検討し,PARと置換不活性な錯体をつくるコバルトイオンの測定法を確立した,3.両親媒性陰イオンをドープした可塑化PVC電極を用いて,合成高分子陽イオンに対する応答特性を調べ,この種のイオンセンサー高分子陽イオンの測定に応用できることを示し,このイオンセンサーの応答機構についてはFT-IRなどを用いて詳細に検討し,電位決定イオンが両親媒性陰イオンの対イオン(ナトリウムイオン)であることを明らかにした.4.両親媒性陰イオンをドープした可塑化PVC電極を用いて,エタノールに対する電位応答特性を検討し,イオン交換樹脂との併用により,清酒中のエタノールの簡便な測定法を確立した.5.トルイジンブルーに感応するイオンセンサーを用いて,キトサンの電位差コロイド滴定法を確立した.オリゴキトサンのコロイド滴定を検討することで,低分子のキトサンがコロイド滴定に寄与しないことを明らかにして,トルイジンブルーを用いるキトサンのコロイド滴定を特性化した.

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] Toshiaki Hattori: "Characteristics of the Potential Response to Synthetic Polyelectrolyte Cations by a Flow-through Ion Sensor using a Plasticized Poly(vinyl chloride)Membrane doped with Amphihpilic Anion" Analytical Sciences. (in press). (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書
  • [文献書誌] Toshiaki Hattori: "Colloidal Titration of Chitosan and Critical Unit of Chitosan to the Potentiometric Colloidal Titration with Poly(vinyl sulfate)Using Toluidine Blue as Indicator" Bulletine of the Chemical Society of Japan. 72. 37-41 (1999)

    • 関連する報告書
      1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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