研究課題/領域番号 |
10640601
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
遺伝
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研究機関 | 名古屋大学 |
研究代表者 |
堀 寛 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (60116663)
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研究分担者 |
古賀 章彦 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (80192574)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
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キーワード | メダカ / Oryzias latipes / 転移因子 / Tol-2 / 遺伝子ヌギング / トランスポゾン / 遺伝子改変系 / トランスポゼースmRNA / トランスポゼースcDNA / 人工mRNA |
研究概要 |
我々がTol-2と呼んでいるメダカのトランスポゾンは、当研究室が世界にさきがけて1996年に発見した脊椎動物で初めてのDNA型トランスポゾンである。今日の生物学でモデル生物として成功をおさめているものの多く、ショウジョウバエ、センチュウ、シロイヌナズナなどは、トランスポゾンによる遺伝子改変系を持ち、遺伝子ヌギングが可能である。今回メダカでTol-2が発見されたが、これを利用すれば脊椎動物で初めてのトランスポゾンによる遺伝子改変系が期待できる。そのためこの2年間ではTol-2由来のmRNAを分離し、これがトランスポゼースをコードする事を明らかにした。またTol-2を含むベクター系を開発し、これを用いることにより転移活性を量的に測定することが可能となった。人工合成したmRNAをこのベクターと共にメダカ卵内に注入し、転移活性を測定した所、約7倍の活性上昇がみられ、mRNAの発現により転移がひきおこされる事が明らかとなった。
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