研究課題/領域番号 |
10640609
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生態
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研究機関 | 茨城大学 |
研究代表者 |
塩見 正衛 茨城大学, 理学部, 教授 (80250976)
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研究分担者 |
高橋 繁男 農林水産省, 草地試験場, 研究室長
山村 靖夫 茨城大学, 理学部, 助教授 (50202388)
堀 良通 茨城大学, 理学部, 教授 (30125801)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,400千円 (直接経費: 3,400千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | 草地植生 / 空間分布 / 不均一分布 / 放牧草地 / モデル / 統計生態学 / 空間的不均一性 / 窒素 / 植生 / フン尿の分布 / バイオマスの分布 / 種の多様性 / 半自然草地 / 物質循環 / 植物群集 / 不均一性 / バイオマス / 放牧 |
研究概要 |
本研究の第一の目的は、草地における空間的な不均一性と草地の持続性の関係を明らかにすることである。研究の結果から次のように推量することができる。(a)放牧家畜が排糞尿によって植物栄養と種子の空間的に不均一な分布が行われる。(b)排糞尿の行われた近辺の土地では栄養分の循環が促進され、そこの植物の再生長が増進される。(c)糞の近辺の植物は家畜によって採食が忌避される。(d)糞の近辺に分散した種子はその植物の更新をもたらす。(e)従って、草地全体にバイオマスと植生の強い空間的不均一性が生じる。(f)このようなバイオマスと植生の小規模な不均一性が、植物-動物-環境間における物質循環の持続性を維持している。
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