研究課題/領域番号 |
10640626
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物生理
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
池内 昌彦 東京大学, 大学院・総合文化研究科, 助教授 (20159601)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
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キーワード | シアノバクテリア / ラン藻 / 光合成 / 強光応答 / 呼吸 / 活性酸素 |
研究概要 |
(1)Synechocystis sp.PCC 6803のpmgA変異体から光グルコース感受性を回復する2重変異株を多数単離し、このうちの一つの変異株(LR4)の変異は呼吸系の多重遺伝子ndhF3内の保存されたアミノ酸の変異であることを示し、光による光化学系の調節にpmgAと呼吸遺伝子のかかわりを明らかにした。 (2)Ser/Thr型プロテインホスファターゼの遺伝子slr2031が、強光応答と運動性にかかわっていることを示した。 (3)Ser/Thr型プロテインキナーゼ遺伝子spkA、spkBを大腸菌で発現させ、その酵素活性を示すとともに、Synechocystisでの破壊株を解析して、運動の調節にかかわっていることを示した。 (4)IV型線毛様構造体の形成にかかわる遺伝子群の破壊株の解析より、運動と形質転換の両方にかかわる遺伝子として、pilA1、pilB1、pilD、pilM、pilN、pilO、pilQを同定した。また、形質転換だけにかかわる遺伝子として、comAを同定した。 (5)正の走光性の調節にかかわるフィトクロム様光受容体遺伝子pisJ1と、その後のシグナル伝達にかかわる2成分制御系の遺伝子群pisG、pisH、pisl、pisJ2、pisLを同定した。 (6)シアノバクテリアの強光応答における遺伝子の発現プロフィールをDNAマイクロアレイを用いて明らかにした。
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