研究課題/領域番号 |
10640648
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
生物形態・構造
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
馳澤 盛一郎 東京大学, 大学院・新領域創成科学研究科, 教授 (40172902)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 微小管 / アクチン繊維 / セルロース微繊維 / 細胞周期 / 日周期 / タバコBY-2細胞 / シロイヌナズナ / GFP / 表層微小管 / 微小管形成中心 / EF-1α / BY-2細胞 / 孔辺細胞 |
研究概要 |
本研究における主要な成果は以下の通りである。(1) 孔辺細胞微小管が気孔開閉運動の制御要因のひとつになっていることを明らかにした。また微小管の日周変化と気孔開閉の日周運動は、並行関係にあるだけでなく、因果関係が存在する可能性を示した(Fukuda et al.1998)。(2) タバコ培養細胞BY-2の細胞同調系を用いて表層微小管再構築過程におけるアクチン繊維の役割について検討した。アクチン繊維を破壊すると表層微小管の再形成が異常になることから、表層微小管の再構築に関して重要な役割を担っていることを示した(Hasezawa et al.1998)。(3) 高等植物細胞における微小管形成中心(MTOC)関連タンパク質の探索を行なうべく,in vitro微小管重合系の開発を試み,MTOCとの関連が示唆されているペプチド鎖伸長因子EF-1αの関与を明らかにした(Kumagai et al.1999)。(4) 表層微小管がセルロース微繊維の沈着方向を決定する機構を明らかにすべく、タキソール処理したBY-2プロトプラストを用いて検討した。表層微小管がロゼットの動きを直接制御する可能性を示唆する結果を得た(Hasezawa & Nozaki 1999)。(5) GFP-tubulin遺伝子を発現するシロイヌナズナ形質転換体の懸濁培養細胞を作成し、G_2期終わりからG_1期の始めまで細胞分裂期を通した微小管の動態の観察に成功した(Hasezawa et al.2000)。
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