研究課題/領域番号 |
10650063
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
工学基礎
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
宗像 豊哲 京都大学, 情報学研究科, 教授 (40026357)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,600千円 (直接経費: 1,600千円)
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キーワード | モンテカルロ法 / ツァリス統計 / 温度制御 / ランジェバン方程式 / 擬似冷却 / エントロピー生成 / 蛋白質のおれたたみ / 最適化とクラマース問題 / ハミルトン系の温度 / カオスと系の温度 / 擬似徐冷と温度制御 |
研究概要 |
1)ツァリス統計の動的な一般化とその応用: ツァリス統計は統計物理学の一般化という観点から多くの研究者の興味をあつめているが、また最適化問題への新しいアプローチとしても興味ある方法論を提供している。我々はこれまで平衡分布という静的な問題としてしか捉えられていない点に注目し、これの動的なバージョンをランジェバン方程式を用いて与え、巾的な分布則が大きなバーストに対応していることを示した。さらにクラマース問題へ応用することにより、低温で温度に依存しない遷移率を与えることを示した。 2)ランジェバン方程式とエントロピー生成: 力学系と確率系(ダイナミクスがランジェバン方程式により記述される)におけるエントロピー生成を定式化し、Gultonの階段の問題に応用して違いについて議論した。 3)温度コントロールの問題点の解決: 擬似冷却法等温度は計算の効率化において重要な役割を果たしているがその定義と計算機内での取り扱い(計算アルゴリズム)は難しくかつ重要な問題である。我々は原理的な問題を含むこの問題にたいして、蛋白の折れ畳問題を例にとり、温度制御のやり方を全く新しい見地から定式化した。すなわち分布関数は常にマスター方程式を満足するという拘束条件のもとでエネルギー期待値の最小を実現する、時間に依存する温度を求める微分方程式を提出し、これを数値的に解いた。
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