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卓上材料強度試験システムを用いた材料強度教育の新しい試み

研究課題

研究課題/領域番号 10650079
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 機械材料・材料力学
研究機関福井大学

研究代表者

小幡谷 洋一  福井大学, 工学部, 教授 (90016775)

研究分担者 伊藤 隆基  福井大学, 工学部, 助手 (40242581)
研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワード工学教育 / 材料試験 / 材料力学 / 材料強度 / 機械材料
研究概要

近年「理工系離れ」が指摘され,それが社会的問題となってクローズアップされ,めざましい科学技術の進展の背景で,若者の科学技術に対する興味・関心の低下が懸念されている.このことは理工系分野の学生にも言えることであり,大学の大衆化および入学する学生の多様化に対応した大学における工学教育内容・方法等の思い切った改善が必要であると考えられる.このような背景から,「材料強度」の講義を教科書学習だけの授業から,材料の変形および破壊を実際に見ることのできるような,「発見」や「創造」の場に学生自らが参加できる授業形態を実現するために,講義室等で実験的に材料の巨視的および微視的な変形・破壊現象を観察することが可能な卓上材料強度試験機を開発してきた.本研究では,同試験機を柱とした材料強度試験システムを開発するために,計測機器,微視的・巨視的観察装置の充実およびソフト面の開発を行った.すなわち,材料強度の分かり易い解説および材料強度試験の実・疑似体験を可能にするための周辺機器(計測器,コンピュータ,ビジュアル機器)およびソフト面の強化を行った.また,同システムを用いて4年生の学生および中学校の学生に対して試験的に模擬実験を行ったところ,従来のテキストのみによる講義に比べて材料強度現象を分かり易くかつ興味深く理解する上でかなり有効であることを確認した.本年度(最終年度)においては,本学知能システム工学科2年生を対象とした「実験講義(材料試験)」で本システムを実際に利用した講義を実施し,その学生の反応や教育的効果等について調査および考察を行った.本システムを用いた講義は,材料強度教育方法の改善に対して大きく寄与するものと思われ,開発したシステムを本格的に運用する準備は十分整ったといえる.

報告書

(4件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 岩井善郎,永井二郎,伊藤隆基,新谷真功,本田知己: "小型エンジンの分解・組立にチャレンジ"日本学術振興会「ふれあいサイエンス」資料集. (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] T.Itoh et al: "Experience of Disassembling and Assembling Miniature Internal Combustion"Materials for "Fureai Science Program / Science Awareness Program for Students (JSPS)". (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 岩井善郎,永井二郎,伊藤隆基,新谷真功,本田知己: "小型エンジンの分解・組立にチャレンジ"日本学術振興会「ふれあいサイエンス」資料集. (1999)

    • 関連する報告書
      2000 実績報告書
  • [文献書誌] 岩井善郎,永井二郎,伊藤隆基,新谷真功,本田知己: "小型エンジンの分解・組立にチャレンジ"日本学術振興会「ふれあいサイエンス」資料集. (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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