研究課題/領域番号 |
10650080
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械材料・材料力学
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研究機関 | 静岡大学 |
研究代表者 |
野田 直剛 静岡大学, 工学部, 教授 (20022238)
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研究分担者 |
石原 正行 静岡大学, 工学部, 助手 (60283339)
辻 知章 静岡大学, 工学部, 助教授 (80188531)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2000年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,700千円 (直接経費: 1,700千円)
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キーワード | き裂進展挙動 / 熱応力 / 傾斜機能材料 / 破壊力学 / 応力拡大係数 / 有限要素法 / 非定常 / き裂 / 弾性 / 熱衝撃 / き裂伝播 / 亀裂伝播 |
研究概要 |
本研究は熱応力緩和型傾斜機能平板が熱負荷を受けたとき、き裂伝播挙動について研究を実施したものである。 (1)粒子分散型傾斜機能平板の熱弾塑性解析に関する研究 * 巨視的応力がほぼ存在しない場合でも、母材と粒子には大きな応力が存在する。 * 製造過程を考慮した傾斜機能平板に対し、巨視的応力及び相当応力の観点から、最適組成分布は傾斜組成が直線的に変化する場合である。 (2)き裂を有する熱応力緩和型傾斜機能平板の解析手法に関する研究 * 多層近似法を用いて、任意の傾斜組成を有する傾斜機能平板の解析手法を提案した。 * き裂が平板の厚さ方向の任意の位置に複数個存在する場合、及び同一深さに二個のき裂が存在する場合に対して解析し、応力拡大係数を求めた。 (3)熱応力緩和型傾斜機能平板のき裂伝播挙動解析に適したプログラムの開発 * 有限要素法による本解析に適した自動メッシュ創成プログラムを開発した。解精度は数パーセント以下である。 (4)熱応力緩和型傾斜機能平板のき裂伝播挙動に関する研究 * 平板表面から一個の垂直き裂が進展する場合、(a)加熱温度が高温になればなるほど、(b)セラミックスの破壊靭性値が高くなればなるほど、(c)傾斜機能平板の金属の組成が少なくなるほど、屈曲は大きくなる。 * 平板表面から二個の垂直き裂が進展する場合、(a)二つのき裂は互いにとうざかる方向に屈曲して進展する。(b)二個の垂直き裂が十分離れているとき、互いにき裂が近づく方向にき裂が進展しても、ある程度まで近づくとき裂は再び屈曲し、き裂は合体しない。
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