研究課題/領域番号 |
10650132
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
機械工作・生産工学
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研究機関 | 阿南工業高等専門学校 |
研究代表者 |
吉川 勝幸 阿南工業高等専門学校, 機械工学科, 教授 (70043982)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 3,100千円 (直接経費: 3,100千円)
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キーワード | インクリメンタルフォーミング / 工具運動経路 / 形状創成 / 簡易型 / 張出し / 深絞り / 数値制御 / 三次元形状 |
研究概要 |
インクリメンタルフォーミングによる薄板三次元形状製品の自動創成を研究目的とし、以下の研究を実施した。 1三次元インクリメンタルフォーミングのためのパーソナルコンピュータによる工具運動経路の自動生成 インクリメンタルフォーミングにより、薄板材に所望の三次元形状を創成するために、工具に所望の運動経路を与える必要がある。この運動経路をパーソナルコンピュータを用いて自動的に作成するプログラムを開発した。工具運動経路は数値制御工作機械の出力データとして自動的に出力され、工具運動経路はNC出力用基本関数を用いて生成されるようになっている。 2インクリメンタルフォーミングによる薄板三次元形状製品の創成 パーソナルコンピュータにより自動生成された工具運動経路をマシニングセンタに転送する。そして、数値制御により逐次自動的に運動経路を与えてインクリメンタルフォーミングを実施することによって所望の三次元形状を有する製品を創成した。 被加工材の一部を簡易型を用いて拘束し、被加工材の形状と寸法精度を向上させるためのインクリメンタル張出し成形を実施した。簡易型を用いることにより、たわみ変形を除去し、寸法精度を向上させるとともに、良好な形状凍結性を有する三次元形状を持つ製品が成形できることが見いだされた。そして、簡易型を積層した積層簡易型を用いたインクリメンタル成形へと展開し、複雑なインクリメンタル成形主可能にした。さらに、この簡易型を用いたインクリメンタル成形としてインクリメンタル三次元深絞り成形にも発展させた。
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