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ローラによる機械要素の電食に関する基礎的研究

研究課題

研究課題/領域番号 10650146
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 設計工学・機械要素・トライボロジー
研究機関鳥取大学

研究代表者

小出 隆夫  鳥取大学, 工学部, 助教授 (60127446)

研究分担者 宮近 幸逸  鳥取大学, 工学部, 教授 (30157664)
小田 哲  福山大学, 工学部, 教授 (50032016)
研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
キーワード電食 / 接触応力 / ローラ / 表面粗さ / 摩耗 / 疲労寿命 / ピッチング / 電圧 / 電流 / 面圧強度 / 表面あらさ / 面圧疲労寿命 / 磨耗
研究概要

本研究では,種々の表面粗さのS45C調質ローラに対して,まず種々の接触応力,印加電圧の下で,ローラ間電流の測定を行い,ローラ間電流に及ぼす接触応力,印加電圧,短絡時の最大電流,表面粗さの影響について検討を加えた.つぎに種々の印加電圧,電流下において二円筒試験を行って,摩耗量,疲労寿命に及ぼす印加電圧,電流,表面粗さの影響について検討を加えた.さらに,表面粗さの異なるローラの,各種電圧下におけるピッチングの発生状況についても比較・検討を行った.
本研究により明らかになった諸点を要約すると次のようになる.(1)運転時のローラ間電流Iは,表面粗さR_y,印加電圧V_0,短絡時の最大電流I_0にかかわらず,ヘルツ応力σ_Hの増加とともに増大する傾向があるが,σ_Hがある値以上になると各I_0に対してほぼ一定値になる.また,Iがほぼ一定になるσ_Hは,R_y,V_0,I_0の増加につれて減少する.(2)ローラの摩耗量は,V_0≦10V,I_0≦0.4Aでは,いずれのR_yにおいても,V_0にかかわらずほとんど変わらない.V_0>10V,I_0>0.4Aの場合には,摩耗量はV_0,I_0の増加とともに増大する傾向を示すが,その程度はR_yの増加につれて小さくなる.(3)ローラの疲労寿命N_cは,V_0にかかわらずR_yの増加につれて減少する.またN_cは,V_0≦10Vでは,いずれのR_y,V_0にかかわらずほとんど変わらない.V_0≧20Vでは,N_cは,V_0の増加とともに小さくなる傾向を示すが,R_yが大きくなるとN_cに及ぼすV_0の影響は小さくなる.(4)ローラの損傷は,R_y,σ_H,V_0,I_0にかかわらず,ころがり方向に広がった扇形をしており,き裂がローラ表面に発生し,内部ころがり方向に伝ぱしてピットが形成されたピッチングである.

報告書

(4件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 小出隆夫: "ローラの電食に及ぼす表面あらさの影響"トライボロジー会議予稿集 高松. 1999-10. 445-446 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Koide, Takao: "Effect of Sturface Roughness on Electric Wear of Rollers"Proceedings of JAST Tribology Conference, Takamatsu, October 1999. 445-446 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 小出 隆夫: "ローラの電食に及ぼす表面あらさの影響"日本トライボロジー会議予稿集高松. 1999-10. 445-446 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1999-04-01   更新日: 2016-04-21  

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