研究課題/領域番号 |
10650285
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電力工学・電気機器工学
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研究機関 | 大分大学 |
研究代表者 |
岡田 英彦 大分大学, 工学部, 教授 (80037762)
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研究分担者 |
岡田 英彦 大分大学, 工学部, 教授 (80037762)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
1999年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
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キーワード | 超伝導エネルギー貯蔵装置 / SMES / 負荷平準化 / control method / power line |
研究概要 |
超伝導エネルギー貯蔵装置(SMES)による負荷平準化に関して、その制御方法を提案し計算機によるシミュレーション、ならびに実験による検証を行った。負荷変動分にすべて対応する制御方式ではSMESとして大容量になり経済性が損なわれる。従って、より少容量でのSMESで平準化の効果を上げるために次のような制御方式を提案した。 ○系統に大きな影響を与えないような小さな負荷変動に対しては負荷平準化の制御を行なわないようにする。この領域を無制御幅として設ける。 ○無制御幅は負荷基準値を中心に設ける。 ○負荷基準値は負荷変動の積分要素を加え負荷変動の動きに追随させる。 ○コイル電流の基準値は負荷変動の変化状況により変化させる。 ○無制御幅内にある負荷状態ではSMES電流値を基準値に近づけるあるいは保持する。 ○SMESの電流値と負荷変動量に応じて制御量を変化させ、SMESエネルギーの不足や飽和をさけながら、大きな負荷変動に対して強い制御を行なう。 以上のような制御方法をシミュレーションならびに実験により検討した結果、単純に負荷変動に対応する制御ではSMESエネルギーの不足や飽和から平準化動作ができない状況が生じるのに対して、今回の制御では平準化動作を放棄せずに制御を行うことができた。また、SMES電流値を基準値に近づけるあるいは保つことで、より大きな負荷変動に対応できることが示され、制御方式の有効性が確認された。
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