研究課題/領域番号 |
10650343
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
電子デバイス・機器工学
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研究機関 | 中央大学 |
研究代表者 |
榎本 忠儀 (榎本 忠義) 中央大学, 理工学部, 教授 (10245988)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
1999年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | MPEG-2 / 動きベクトル検出 / 中断法アルゴリズム / 全探索アルゴリズム / PSNR / CMOS技術 / 消費電力 / ビデオ信号処理LSI / 中断法動きベクトル検出 / 圧縮アルゴリズム / 動画像符号化 / 低ビット動きベクトル検出 / 差分絶対値回路LSI / 動画像 / 差分絶対値和回路 |
研究概要 |
1 動画圧圧縮アルゴリズム、固体撮像素子の構成、LSIの低消費電力化・高性能化技術、等を調査し、長所・短所を洗いだした。 2 平成11年度は、平成10年度に開発した「中断法動きベクトル検出(ME)アルゴリズム」に改良を加えた。つまり、誤差の減少率がゼロとなるときに検出停止する、時前のベクトル情報を活用し探索範囲を最適化する、と言う二つの条件を加えた「改良中断法MEアルゴリズム」を開発した。この結果、動きベクトル検出の処理量をさらに削減し、画質のさらなる向上を図ることができた。平成12年度は動きベクトル検出を停止するしきい値として前フレームで求めた平均差分絶対値和を適応的に用いると言う条件を新たに加えた「改良中断法MEアルゴリズム」を開発した。この結果、シーンチェンジに対応でき、ME速度をさらに向上することができた。 3 処理量をさらに削減するために、画質探索(2画素、半画素検索)を「改良中断法MEアルゴリズム」と組み合わせ、その効果を高めた。 4 ME探索回数を制限し、画質劣化を押さえた「強制中断法MEアルゴリズム」を開発した。 5 上述したMEアルゴリズムの開発により、信号処理量を20%以下に削減できた。この結果、従来技術に比べ、MEアレイの回路規模を1/2以下に、その消費電力を1/250以下に、それぞれ削減できる見通しを得た。 6 設計・試作・評価:「中断法・低ビットMEアルゴリズム」をハード化するための各種TEG(MEアレイ、差分絶対値和回路、メモリ、等)を0.5μmCMOS技術を用いて試作した。
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