研究課題/領域番号 |
10650432
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
制御工学
|
研究機関 | 鳥取大学 |
研究代表者 |
魚崎 勝司 鳥取大学, 工学部, 教授 (20029151)
|
研究分担者 |
畠中 利治 鳥取大学, 工学部, 助手 (10252884)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 2000
|
研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
|
配分額 *注記 |
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2000年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1999年度: 900千円 (直接経費: 900千円)
1998年度: 1,400千円 (直接経費: 1,400千円)
|
キーワード | 逐次推定 / 確率近似法 / ランダム打ち切り / 非線形システム / システム同定 / 変化検出 / 収束性解析 |
研究概要 |
本研究の目的は、システムモデルの同定を、丸め誤差、打ち切り誤差などの計算誤差も考慮した同定精度まで含め、客観的かつ定量的に行なうための手法を、確定システムのみならず観測雑音など確率的要素を含む確率システムについて考察する。 1.同定誤差の評価と改良同定アルゴリズムの開発 同定アルゴリズムの実行において、丸め誤差、打切り誤差などの計算誤差が同定誤差にどのように影響するかについて把握するために、区間演算法をバッチ型の同定アルゴリズムに組み込んで、計算誤差の大きさが同定結果にどのように影響するかについて検討した。この解析に基づき同定誤差を減少させるアルゴリズムの開発にも取り組んだ。 2.確率近似型逐次推定法における収束性解析と改善 確率近似型逐次推定法によって時間とともに変動する非線形回帰方程式の根を推定する問題に対し、収束性の改善を図るために残差の経験分布を求めて、これに基づいて修正量を変換するアルゴリズムを導出し、その漸近的挙動の解析を理論的に行なった。またランダム打ち切りを用いて、時間とともに変動する非線形回帰方程式の根を推定するための確率近似型逐次推定法の収束条件の緩和についても検討を進め、さらに確率近似型非線形フィルタにも応用した。 3.モデルに不確定さが存在するときのシステムの変化検出 モデルに不確定さが存在する場合について、システムの変化検出を速やかに検知するための手法について考察を行なった。
|