研究課題/領域番号 |
10650471
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造工学・地震工学
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研究機関 | 金沢工業大学 |
研究代表者 |
西田 進 金沢工業大学, 工学部, 教授 (90064469)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
1999年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
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キーワード | 工学教育 / 工学設計 / 鋼橋コンテスト / 鋼橋モデル |
研究概要 |
本研究目的である「工学設計教育としての鋼橋の設計および製作支援システム」をほぼ完成させた。「鋼橋コンテスト」に参加した学生を対象に、本システムについてのアンケート調査を毎年実施し、このシステムの不十分な部分を毎年改訂し、ほぼ満足すべき結果を得た。本システムの利点は次のとうりである。 (1)「工学専門実験・演習」のテーマに「ブリッジ・コンテスト」を導入することにより、2年次の「構造の基礎および応用」での構造力学の理解、3年次の「工学専門実験・演習」の「ブリッジ・コンテスト」での計画設計の理解、「構造解析学」でのFEM解析および「鋼構造工学」での橋梁の構造特性の把握、4年次の「鋼橋コンテスト」での総合理解と科目間のシステム化と連携を図ることができた。 (2)工学設計教育の基本パターンである「企画・実施・まとめ・発表」と「Plan・Do・Check・Act」の全サイクルを含むところの「工学設計教育としての鋼橋の設計および製作支援システム」とすることができた。また、本学では全学生に「ノート型パソコン」を所有させている。この「ノート型パソコン」を用いたFEM解析、Word、Excelによるプロジェクトレポートの作成等、「鋼橋コンテスト」をとうして「情報リテラシー」を身につけさせることができる。 (3)コンピュータの普及とともに、工学教育は解析が中心となり、Hands-on教育が欠落しつつある。3年次の「ブリッジ・コンテスト」および4年次の「鋼橋コンテスト」をとうして、この欠落を多少なりとも補うことができた。
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