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多層地盤中に設置された杭支持建築物の地震時応答簡易予測システムの構築

研究課題

研究課題/領域番号 10650580
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 建築構造・材料
研究機関広島工業大学

研究代表者

野添 久視  広島工業大学, 環境学部, 教授 (00135815)

研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
2000年度: 500千円 (直接経費: 500千円)
1999年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1998年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
キーワード杭支持構造物 / 地震時応答予測 / 多層地盤 / 群杭基礎 / 動的インピーダンス / 有効入力動 / 簡易評価法 / 杭支持建築物
研究概要

1.群杭-地盤系の動的解析と動特性の簡易評価
(1)支持杭形式,摩擦杭形式の群杭基礎と2層地盤との系に対して解析モデルを作成し,地盤を物理的に近似化した簡易モデルから,剛で短い杭から柔で長い杭の群杭特性を指数によって単純に簡易評価した。地震時における上部構造物の慣性による相互作用(インピーダンス問題)に対して,鉛直・水平インピーダンスの他に新たに回転・連成インピーダンスの簡易評価を行った。
(2)提案した簡易モデルに基づき、群杭-地盤系の地動入力に対する郡杭基礎の有効入力動としての鉛直・水平および回転の伝達関数の簡易評価を行った。
(3)本簡易評価法の有効性について検証するために理論的な構築と解析を進めた。
2.数値解析結果と考察
(1)群杭基礎と2層地盤との系に対して数値解析を実行し,主要パラメータ(杭の本数,杭間隔,杭の長さ径比,杭と地盤との剛性比)の変動に伴う群杭基礎の動特性の数値結果を考察した。従来から困難とされていた10本×10本杭配列の多本数群杭基礎の動的インピーダンスを簡易評価法で短時間で計算できることが分かった。
(2)本簡易モデル化に基づき、群杭-地盤系の地動入力に対する群杭基礎の有効入力動としての鉛直・水平および回転の伝達関数の簡易評価を行った。
(3)群杭基礎と2層地盤との系に対して数値解析を実行し,群杭基礎のインピーダンス特性と伝達関数特性について考察を進めた。地震観測された杭支持建築物の観測結果と本簡易評価法の結果とを比較検討した。その結果、群杭基礎のインピーダンスおよび有効入力動を本簡易評価法で短時間で計算できること、杭支持建築物の地震時応答を簡易に予測できることが分かり、本簡易評価法の有効性を明らかにした。

報告書

(4件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] 野添久視: "群杭基礎インピーダンスの準動的簡易評価法"日本建築学会構造系論文集. 第525号. 49-56 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] Hisashi NOZOE: "SIMPLE QUASI-DYNAMIC METHOD FOR IMPEDANCES OF PILE GROUP FOUNDATION"J.Struct.Eng., AIJ. No.525. 49-56 (1999)

    • 説明
      「研究成果報告書概要(欧文)」より
    • 関連する報告書
      2000 研究成果報告書概要
  • [文献書誌] 野添久視: "群杭基礎インピーダンスの準動的簡易評価法"日本建築学会構造系論文集. 第525号. 49-56 (1999)

    • 関連する報告書
      1999 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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