研究課題/領域番号 |
10650585
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
金岡 千嘉男 金沢大学, 自然科学研究科, 教授 (00019770)
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研究分担者 |
木嶋 敬昌 金沢大学, 自然科学研究科, 助手 (30303259)
古内 正美 金沢大学, 工学部, 助教授 (70165463)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 2,200千円 (直接経費: 2,200千円)
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キーワード | レイヤーベンチレーション / VOC / ナノサイズTiO_2 / 粉塵捲き上げ / 室内換気 / 換気方式 / 流れの可視化 / 快適性制御 / 高気密・高断熱 / 居住空間 / 快適性 / 空気環境 / 温熱環境 / 粒子捲上げ / 室内気流 |
研究概要 |
本研究では,快適性を向上するための制御手法を開発するために,主要な因子であるVOC,粉塵,気流について実験と理論解析により検討し,以下の研究を行った。 平成10年度 1)VOCの揮散および存在形態と挙動の解明 1.1 建材表面からのVOCの揮散機構を測定するための実験方法を確立し、温度と成分によって揮散物質の濃度変化の傾向が異なっていることを明らかにした。 2)粒子状物質の発塵機構と室内での挙動の解明 2.1 床面からの粉塵捲き上げ量を測定し、床材により発生量が異なり、また運動量の増加に伴い発生量が増加することを明らかにした。さらに、粉塵捲き上げモデルにより粉塵発生率の推定を行った。 3)居住空間内気流の解析 3.1 発熱・発じんを伴う空間のレイヤーベンチレーションに関する基礎的検討 熱源を持つ空間内の流れの可視化実験及び、数値計算を行い、空間内の中層域以下に循環流を発生させるレイヤーベンチレーションは、浮力の影響が強い空間での換気に適していることを確かめた。 3.2 気流及び燃焼排ガス濃度分布の数値解析 換気方式が異なる居住空間内の空気環境の数値解析を行い、給気方式による室内換気の有効性を明かにした。 平成11年度 4)快適性向上技術の開発 4.1 ナノサイズTiO_2粒子を担持したPTFEシートによるVOC除去 ナノサイズTiO_2粒子を担持したテフロン製網状シートに紫外線照射してTiO_2粒子表面上にVOCを吸着・酸化させることによりVOCが除去されることを確かめた。 4.2 ナノサイズTiO_2エアロゾルによる有害物質除去に関する基礎的検討 VOCなどの気中有害物質の除去を効率的に行う方法として、ナノサイズTiO_2エアロゾル粒子に紫外線照射・活性化する方法に検討を加え、TiO_2粒子表面上に有害物質を効果的に吸着・酸化させて除去できるのを確認した。またSiO_2の添加がTiO_2の活性化を抑制することがわかった。
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