研究課題/領域番号 |
10650597
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
建築環境・設備
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研究機関 | 国立公衆衛生院 |
研究代表者 |
池田 耕一 国立公衆衛生院, 建築衛生学部, 部長 (90100057)
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研究分担者 |
吉澤 晋 愛知淑徳大学, 現代社会学部, 教授 (20077176)
KUMAGAI Kazukiyo National Institute of Public Health, Department of Architectural Hygiene and Engineering, Ph. D.Student
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,700千円 (直接経費: 3,700千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1999年度: 300千円 (直接経費: 300千円)
1998年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
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キーワード | 室内濃度予測 / 揮発性有機化合物 / SINK効果 / 吸着 / 再放散 / 長期濃度予測 / シンク効果 / チャンバー実験 / 室内濃度予測式 |
研究概要 |
1.はじめに 室内の揮発性有機化合物の濃度を予測するに当たり、吸着、再放散の影響を考慮する必要があることことが多くの研究より指摘されている。また、Sink効果を考慮した実験や理論式について検討が行われているが、いずれも数時間から数日間の間の効果についてのみ検討しているだけである。しかし、実居住空間は数年から数十年という寿命を持つものであり、それについて検討が行われていないのが現状である。 そこで、本研究では年単位におけるSink効果が室内濃度に及ぼす影響について検討を行う。 2.実験概要 1年間定温で換気を行ったチャンバー内に放置した、建材に4種類の揮発性有機化合物をそれぞれ3つの濃度に曝露し、それぞれのSink効果について検討した。 また、Sink効果を利用した吸着剤について検討を行った。 3.結果 本研究では以下の結果を得た。 Sink効果は温度、曝露濃度に依存することが分かった。 Sink効果を考慮した室内濃度予測式を提案した。 Sink効果を利用した吸着剤の効果としては、吸着剤の量に対しその効果は指数関数的に大きくなるが、ある量を境に吸着平衡をおこすことが分かった。
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