研究課題/領域番号 |
10650623
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
都市計画・建築計画
|
研究機関 | 愛知淑徳大学 |
研究代表者 |
日色 真帆 愛知淑徳大学, 現代社会学部, 助教授 (50222237)
|
研究期間 (年度) |
1998 – 1999
|
研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,600千円)
1999年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
1998年度: 1,300千円 (直接経費: 1,300千円)
|
キーワード | 経路探索 / スペースブロック / 設計方法 / 人間環境系 / 場面 / 表記法 / 商業空間 / デパート / 設計手法 |
研究概要 |
経路探索(wayfinding : 目的地を目指して移動する行動)を考慮した空間デザインを行うために、スペースブロック(壁などに囲われた空隙部分積木のように取りだしたもの)をとイベントアイコン(行動や偶発的出来事を絵文字のように表したもの)の概念を使った設計手法を開発している。この研究では、商業空間、特にデパートを対象としており、従来より継続している行動観察やデパートのイメージに関するアンケート調査について、集計し分析を行った。その中で、人々が共有してもっているデパートスキーマという概念が提出された。そのデパートスキーマと現実のデパートとの関係を明らかにするために、国内、海外の三次元的に複雑な商業空間の代表的事例を網羅的に調査した。対象としたのは国内においては東海、東京、関西の21の主要デパートであり、国外においてはロンドン、パリの主要デパートである。資料としてはフロアガイドを中心としており、中でも売り場の断面的な構成に焦点をあてた。 この結果を分析するために、スペースブロックとイベントアイコンの手法の枠組みを用いている。特に多様化する商業空間を比較検討するために50の商品標準コードを提案した。 これらによって、この手法が、ひろく一般的に空間と出来事の設計手法として展開できる見通しを得て、理論的考察をすすめた。さらに試行的に学生の課題として出題することで、その設計ツールとしての有効性を探っている。
|