研究課題/領域番号 |
10650685
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
構造・機能材料
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研究機関 | 弘前大学 (1999) 東北大学 (1998) |
研究代表者 |
佐藤 裕之 弘前大学, 理工学部, 助教授 (10225998)
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研究分担者 |
丸山 公一 東北大学, 大学院・工学研究科, 教授 (90108465)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,500千円 (直接経費: 3,500千円)
1999年度: 1,500千円 (直接経費: 1,500千円)
1998年度: 2,000千円 (直接経費: 2,000千円)
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キーワード | 複合固溶強化 / 規格化クリープ速度 / アルミニウム-マグネシウム / 転位論 / 塑性変形 / 希土類元素 / 微細組織 / 金属間化合物 / マグネシウム / クリープ / 高温長時間強度 / 動的組織変化 / 加速クリープ / 方位解析 / 動的再結晶 / チタンアルミナイド |
研究概要 |
・マグネシウム基合金の高温クリープ特性に及ぼす固溶元素の効果 主に寸法効果による強化が期待されるアルミニウムを含むマグネシウム合金と、稀土類を含むマグネシウム合金の高温クリープ特性を実験的に明らかにし、それらの合金系の強度を比較した。マグネシウム合金に稀土類の元素を添加するとそのクリープ特性は著しく改善され、固溶強化によって大きなクリープ強度の改善が可能である。また、複合的な固溶強化により、適切な組織を持つ場合に、高いクリープ強度が現れる。 ・マグネシウム基合金の規格化クリープ速度および異なる合金系との比較 実験的に得られたマグネシウム基の単純系モデル合金および報告されている実用マグネシウム合金のクリープ特性を規格化し比較した。マグネシウム-アルミニウム合金の規格化クリープ速度は、見かけの活性化エネルギーの大きさが拡散の活性化エネルギーと大きくは異ならない温度範囲(絶対温度で表した融点をT_mとして0.6T_m未満)でアルミニウム基合金の1/10〜1/100程度であり、規格化強度で比較する限り極めて良好なクリープ特性を示す。ひずみ速度の絶対値を改善することと併せて、マグネシウム合金の剛性率の制御による強化がさらに規格化クリープ強度を高めるために有効と示唆され、マグネシウム合金は軽量耐熱材料として極めて高い可能性を有する。 ・微細組織を持つ金属間化合物の室温および高温強度と層間隔依存性 熱処理による微細組織をもつチタンアルミナイドの強度を実験的に明らかにした。
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