研究課題/領域番号 |
10650738
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
化学工学一般
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
平尾 雅彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80282573)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
2,900千円 (直接経費: 2,900千円)
1999年度: 1,000千円 (直接経費: 1,000千円)
1998年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
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キーワード | 化学プロセス設計 / プロセスライフサイクル / 製品ライフサイクル / 環境影響評価 / アクティビティモデル / 統合システム / オブジェクト指向 / IDEFO / 化学プロセス / 統合設計システム / プロダクトライフサイクル / アクティビティ / オブジェクト / 分散環境 / 地球環境影響 / 情報構造 |
研究概要 |
ライフサイクルを考慮した化学プロセスの設計支援をするための統合システムを開発することを目的として、以下の成果が得られた。 (1)分子設計、材料設計からプロセス設計に至るまでのプロセスライフサイクルを解析し、アクティビティモデルとしてIDEFOで表現した。これによって各アクティビティ間の物質と情報の流れを明確にした。特にバッチプロセスにおける運転設計のためのレシピの作成のために必要な情報が明らかになり、この情報に対して製品のライフサイクル情報の与え方を検討することによって、統合設計システムの構造が設計できる。 (2)原料から生産、利用、廃棄までの製品ライフサイクルをモデル化する手法を開発した。設計の対象としている化学プロセスが生産する製品のライフサイクルをこのモデルで表現することにより、反応や溶媒の選択なプロセス設計に関する種々のシナリオに応じた製品の地球環境への影響を評価することが可能となる。 (3)ライフサイクルにおけるアクティビティをオブジェクトとし、化学プロセス設計におけるアクティビティ間の情報伝達をするための情報システム設計を行い、この設計に基づいて、分散オブジェクトの相互利用を可能とする情報システムのプロトタイプを実装した。 これらの成果から、さらにオブジェクト間インタフェースの標準化が今後の検討課題となった。また、プロトタイプからより実用的なシステムとするためには、モデルの詳細化、シミュレーション環境との結合、最適化への展開が必要である。
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