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機能性ミクロ粒子固相を特異的反応・検出場とするオプトセンシング流れ分析システム

研究課題

研究課題/領域番号 10650793
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 工業分析化学
研究機関山梨大学

研究代表者

山根 兵  山梨大学, 教育人間科学部, 教授 (10020405)

研究期間 (年度) 1998 – 2000
研究課題ステータス 完了 (2000年度)
配分額 *注記
3,300千円 (直接経費: 3,300千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 700千円 (直接経費: 700千円)
1998年度: 1,800千円 (直接経費: 1,800千円)
キーワードフローインジェクションシステム / オプトセンシング光度法 / ミクロ粒子 / 亜硫酸イオンの定量 / 極微量鉄 / バソフェナントロリンジスルフォン酸 / 流水分析システム / オプトセンシング / 機能性ミクロ粒子 / 鉄の定量 / バトフェナントロリン / 流れ分析システム / 反応・検出場の一体化
研究概要

機能性ミクロ粒子固相を特異的な反応と検出に、また光ファイバー吸光光度法によるモニタリングを用いる流れ注入(FI)システムが提案された。このFIシステムはシーケンシャルインジェクションモードで、かつコンピューター制御自動運転される。機能性ミクロ粒子の懸濁液は特別のフローセルに送られ、粒子がそこで捕捉される。セルに導入された分析成分はイオン交換樹脂の微粒子(50-150μm)に固定化された発色試薬と反応し、吸光度変化が光ファイバー分光光度法でモニターされる。分析測定が終わると、粒子はキャリヤーの流れでセルから排出される。この新しいタイプのFIシステムを評価するためにミクロ粒子(SP Sepharose Fast Flow)上に固定化されたマラカイトグリーン(MG)との反応を利用する微量SO32-の検出定量についての実験を行った。その結果、このシステムにより10-6MまでのSO32-の検出が可能であった。このオプトセンシングFIシステムを自然水中の極微量鉄の定量に応用した。バソフェナントロリンジスルフォン酸を固定化した陰イオン交換樹脂(QSepharose Fast Flow)を濃縮と反応のための固相として用いることにより河川水中の5ppbまでの鉄が11%以内の相対標準偏差で定量できた。このオプトセンシングFIシステムの特徴は反応と検出の場としての液相が機能性ミクロ粒子固相で置き換えられ、かつ集積化され、このことはより単純で、より高感度な分析システムの開発につながることである。

報告書

(4件)
  • 2000 実績報告書   研究成果報告書概要
  • 1999 実績報告書
  • 1998 実績報告書

URL: 

公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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