研究課題/領域番号 |
10650876
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
高分子構造物性(含繊維)
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
赤木 和夫 筑波大学, 物質工学系, 教授 (20150964)
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研究分担者 |
後藤 博正 筑波大学, 物質工学系, 助手 (40292528)
白川 英樹 筑波大学, 物質工学系, 教授 (40016720)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
2000年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 2,400千円 (直接経費: 2,400千円)
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キーワード | 芳香族共役系高分子 / 側鎖型液晶性高分子 / 液晶相 / 導電性 / 発光性 / 磁場配向 / 電気的異方性 / 光学的二色性 / 共役系高分子 / 側鎖型高分子液晶 / 液晶性 / 発光特性 / 巨視的配向 / 芳香族条共役高分子 / 導電性高分子液晶 / けい光性 / 発光二色性 |
研究概要 |
芳香族共役系高分子の側鎖に液晶基を導入して、液晶性を付与させるとともに、液晶のもつ分子配向能を利用して導電性や発光特性に電気的異方性や発光二色性を発現させることに成功した。 (1)液晶性を有する芳香族共役系高分子、ポリパラフェニレン誘導体、ポリパラフェニレンビニレン誘導体、ポリチオフェン誘導体、およびポリチエニレンビニレン誘導体を合成した。 (2)合成したポリマーについて、示差走査熱量計による液晶転移温度の測定、偏光顕微鏡観察による液晶相の光学模様の観察、およびX線回折による液晶相の帰属を通じて、液晶性高分子の高次構造とその形成過程を明らかにした。 (3)強磁場下で液晶状態にあるポリマーを配向させ、巨視的配向構造を構築した。次に、紫外・可視および赤外吸収スペクトルにおける光学的二色比を算出して、液晶相での秩序度を定量的に評価した。 (4)液晶状態で磁場配向させたポリマーについて化学ドーピングを行い、導電性の向上と分子配向に伴う電気的異方性を発現させた。 (5)配向ポリマーについて蛍光スペクトルを観測し、発光二色性を確認するとともにその光学的異方性を発現さえることに成功した。
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