研究課題/領域番号 |
10650900
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
船舶工学
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研究機関 | 東京商船大学 |
研究代表者 |
鶴田 三郎 東京商船大学, 商船学部, 教授 (30114911)
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研究分担者 |
風間 富一 東京商船大学, 商船学部, 助手 (80313386)
小山 悟郎 東京商船大学, 商船学部, 助手 (50016953)
黒川 久幸 東京商船大学, 商船学部, 助教授 (50282885)
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研究期間 (年度) |
1998 – 2000
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研究課題ステータス |
完了 (2000年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,900千円)
2000年度: 400千円 (直接経費: 400千円)
1999年度: 2,300千円 (直接経費: 2,300千円)
1998年度: 1,200千円 (直接経費: 1,200千円)
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キーワード | バーチャルリアリティ / 仮想現実感 / 港湾 / コンテナターミナル / 荷役作業 / 安全性 / 教育 / フェリーターミナル / 施設設計 / 人間工学 |
研究概要 |
少子化、高齢化の進む中、港湾においても高齢化等に対応した労働環境の改善が必要となっている。このためには、作業者の立場からの施設設計等の評価が行える評価システム、また、作業の安全性、効率化をはかるための教育・訓練等の支援システムの確立が必要である。本研究は、これらのシステムの実現のために、仮想現実感の応用を考え、この応用方法に関して検討を行った。 初年度は、港湾ターミナルとしてコンテナターミナルを対象とし、荷役機器や運搬機器等の仕様を調査すると共に、3次元形状データの作成方法に関して検討を行った。そして、運搬機器の運動特性を表わす数学モデルを作成すると共に、既存の形状モデルを変形することによるモデリング作業が時間に効率的な作業方法であることを確認した。 平成11年度は、フェリーターミナルを対象として、作業者の自動車積み付け作業を体験できる積付け支援システムを構築した。本システムは、作業者の教育・訓練の他、港湾設備の計画支援にも利用でき、自動車の積み付けによるランプウェイの傾きから適切な岸壁設備の検討に利用可能である。 平成12年度は、個別に構築してきたコンテナ船、ガントリークレーン、そして、ストラドルキャリア等を統合し、仮想コンテナターミナルを構築した。そして、構築した仮想コンテナターミナルを用いて、岸壁におけるガントリークレーンを用いたコンテナの陸揚げ、船積みの荷役作業を仮想体験できる見学システムを構築した。 また、港湾荷役作業では、作業者は全周を見て作業を行っている。そのため、事故防止等の対策検討に仮想現実感を応用するためには、全周にわたる映像を再現できなければならない。そこで、全周型スクリーンを用いて、全周囲にわたる映像を表示し、事故対策への応用について検討を行った。
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