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イネいもち病菌の病原性変異機構の解析−特に転移因子の関与について

研究課題

研究課題/領域番号 10660049
研究種目

基盤研究(C)

配分区分補助金
応募区分一般
研究分野 植物保護
研究機関神戸大学

研究代表者

中屋敷 均  神戸大, 農学部, 助手 (50252804)

研究分担者 土佐 幸雄  神戸大学, 自然科学研究科, 助教授 (20172158)
眞山 滋志  神戸大学, 農学部, 教授 (00112251)
研究期間 (年度) 1998 – 1999
研究課題ステータス 完了 (1999年度)
配分額 *注記
2,700千円 (直接経費: 2,700千円)
1999年度: 800千円 (直接経費: 800千円)
1998年度: 1,900千円 (直接経費: 1,900千円)
キーワードいもち病菌 / レトロトランスボゾン / GUS / 病原性変異
研究概要

イネいもち病菌に存在するレトロトランスポゾンMAGGYの、同菌の病原性変異への関与を調査する目的で、今年度は二項目の研究を行い以下に記した結果を得た。
1. MAGGYの活性化条件を調べるために、MAGGYのプロモーターが存在するLTR配列の下流にレポーターとしてGUS遺伝子を結合したプラスミドを作製した。このプラスミドをPEG法によりイネいもち菌に導入して、ストレスによるMAGGYの活性化を検討した。その結果、MAGGYのプロモーター活性は、42℃、1時間の熱ショックにより、約60倍増高することが明らかになった。また、500mM過酸化水素処理によっても約20倍の増高が認められた。今後、このコンストラクトを用いることによって、菌の感染行動と関連したMAGGYの活性化についてさらに調査を続ける予定である。
2. 通常感染が成立しないイネ-いもち病菌の組み合わせでも、イネの穂ばらみ期に注射接種することによって低頻度の感染が起こることが報告されている。この条件下で、感染が起こった病斑から単胞子分離を行い、これらの菌系における病原性の変異とMAGGYの転移との相関性を調査した。これまでに約170菌系を単胞子分離により確立し、その内の15菌系において病原性の変化が見られた。現在の所、それと明確に対応するMAGGYの転移バンドは確詔されていないが、今後F1菌系における転移バシドと病原性の分離と連鎖を調査し、更に解祈を進める予定である。

報告書

(1件)
  • 1998 実績報告書

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公開日: 1998-04-01   更新日: 2016-04-21  

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