研究課題/領域番号 |
10660053
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
植物保護
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研究機関 | 理化学研究所 |
研究代表者 |
有江 力 理化学研究所, 微生物制御研究室, 先任研究員 (00211706)
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研究分担者 |
金子 功 理化学研究所, 微生物制御研究室, 基礎科学特別研究員 (00321745)
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研究期間 (年度) |
1998 – 1999
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研究課題ステータス |
完了 (1999年度)
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配分額 *注記 |
3,600千円 (直接経費: 3,600千円)
1999年度: 1,100千円 (直接経費: 1,100千円)
1998年度: 2,500千円 (直接経費: 2,500千円)
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キーワード | Fusarium oxysporum / Alternaria alternata / 交配型遺伝子 / 交配不完全性 / asexual / 遺伝子発現 / RT-PCR / ヘテロロガス発現 / PCR / 萎凋病菌 / ポリガラクツロナーゼ / 系統樹 / 進化 |
研究概要 |
昨年度取得した交配不完全性(asexual)な子のう菌Fusarium oxysporumの交配遺伝子(MAT)領域の構造をheterothallicな(正常な交配能を有する)近縁種Gibberella fujikuroiと比較した。その結果、両種のidiomorph上には相同の遺伝子(MAT1-1-1,MAT1-1-2,MAT1-1-3;MAT1-2-1)がコードされており、塩基配列の相同性も高いことが明らかとなった。さらに、F.oxysporumのすべてのMATの発現がRT-PCRにより確認された。一方、Alternaria alternataの両idiomorph上にはそれぞれ一つづつの(MAT1-1-1;MAT1-2-1)の遺伝子がコードされていた。両idiomorphwo含むMAT領域をA.alternataからそれぞれクローン化し、heterothallicなCochliobolus heterostrophusの正常な交配型遺伝子を除去した株(ChMAT-0)に導入してヘテロロガスを発現させた。A.alternataのMAt領域を導入した株(ChMAT-0{AaMAT1-1-1}およびChMAT-0{AaMAT1-2-1})は、それぞれ、C.heterostrophusの交配テスターとの間で交配し、完全世代を形成した。また、ChMAT-0{AaMAT1-1-1}×ChMAT-0{AaMAT1-2-1}の交配でも子嚢殻の形成が確認された。この結果により、asexualなA.alternataのMAtの機能性には問題がないことが示された。 以上の二種のasexualな子のう菌に関する結果は、両種がasexualdearu原因がMATの機能不全ではなく、MAT領域以外にあることを強く示唆した。
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